野村証券は2025年度に非管理職の平均賃上げを約7%に設定し、若手の優秀な人材確保を目指す方針を発表した。野村HDはモチベーション向上と競争力維持のためと説明しており、管理職には一律の賃上げは想定されていない。一方、大和証券グループ本社も人手不足の中、25年度に5%以上の賃上げを検討している。(要約)
野村ホールディングス(HD)傘下の野村証券が2025年度、国内の非管理職で24年度と比べ、平均して7%程度の賃上げを目指す方針であることが30日、分かった。若手を中心に、優秀な人材の確保を図る。
野村HDは「(社員の)モチベーションの向上と労働市場における競争力維持のため」と説明している。管理職については、一律の賃上げを想定していないという。
人手不足が加速する中、大和証券グループ本社も25年度、5%以上の賃上げを検討している。