( 242549 )  2025/01/01 04:11:30  
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経済同友会の新浪剛史代表幹事は、最低賃金引き上げについて、エッセンシャルワーカーの水準を高くすべきだと主張し、職種ごとの最低賃金の差別化が必要だと述べた。

新浪氏は最低賃金を3年以内に全国平均で1500円に引き上げる提案を石破政権にしている。

職種の差別化は慎重に議論すべきだとしつつ、運送トラックやタクシーの運転手、建設業や介護職従事者などの職種に特に注意を払う必要があると指摘。

また、外国人労働者との共生のために新たな基本法の制定も提案した。

(要約)

( 242551 )  2025/01/01 04:11:30  
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報道各社のインタビューに答える経済同友会の新浪剛史代表幹事=2024年12月19日、東京都千代田区 

 

 経済同友会の新浪剛史代表幹事は時事通信などのインタビューに応じ、最低賃金の引き上げに関して「(社会機能を支える)エッセンシャルワーカーは高水準にすべきだ」と主張、職種ごとに最低賃金の差別化が必要との考えを示した。 

 

 新浪氏は3年以内に最低賃金を全国平均で1500円へ引き上げるよう石破政権に提案している。 

 

 差別化する職種の範囲は「議論が必要だ」としつつ、運送トラックやタクシーの運転手、建設業や介護職従事者など「広く捉えないと社会は構成できない」と指摘。その上で、こうした職種は「(賃金)水準を1.5倍ぐらいにしなければ人材はなかなか集まらない」との認識を示した。 

 

 新浪氏は、2025年について「賃上げ定着の天王山であり、働く人が将来に希望を持つ仕組みづくりに取りかかる年だ」と定義。「経済・社会の転換に向け、全世代で人材の大移動時代になる」と述べ、労働市場改革の必要性を訴えた。 

 

 また、サービス産業や農業、漁業などに多くの外国人材が従事している実態を踏まえ、「出入国管理法とは別に、外国人材と共生するための新たな基本法の制定が必要だ」と提案した。  

 

 

 
 

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