( 243034 )  2025/01/02 04:21:10  
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中国の自動車メーカーである比亜迪(BYD)は、2024年の世界販売台数が前年比41.3%増の427万台で、内訳では乗用車の電気自動車が12.1%増の176万台、プラグインハイブリッド車が72.8%増の248万台となっている。

海外販売台数も増加し、世界的な自動車メーカーとしての地位が高まっている。

さらに、BYDは海外展開にも注力し、EV市場での競争が激しさを増している。

ホンダや日産は統合協議を進めており、自動車業界の競争はさらに激化する見込みである。

(要約)

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広州モーターショーで展示される比亜迪(BYD)の車両=中国・広州市で2024年11月19日、松倉佑輔撮影 

 

 中国自動車大手の比亜迪(BYD)は1日、2024年の世界販売台数を発表し、国内外での売れ行きが好調で前年比41・3%増の427万台だった。年間販売台数では初めてホンダや日産自動車を上回ることが確実な情勢となった。 

 

 内訳は、乗用車425万台のうち、電気自動車(EV)が12・1%増の176万台、プラグインハイブリッド車(PHV)が72・8%増の248万台だった。海外販売台数は前年の24万台超から41万台超に増えた。10~12月の3カ月間は毎月50万台超を販売するなど、足元で急速に売り上げを伸ばしている。 

 

 世界の自動車メーカーの23年の販売台数はBYDが10位(302万台)で、ホンダが7位(398万台)、日産が8位(337万台)だった。24年はホンダは1~11月の累計販売台数で343万台、日産は305万台となっており、12月分を加えてもBYDには及ばない可能性が高い。 

 

 世界の自動車市場はEVシフトが進み、米テスラや中国勢の台頭で勢力図が変わりつつある。ホンダと日産は統合協議を進めており、規模拡大と合わせてEV分野などで競争力を高められるかが課題となる。 

 

 BYDは海外展開にも力を入れており、タイやブラジル、オーストラリアなどで販売台数を伸ばしている。25年は韓国の乗用車市場にも参入する予定。世界各地でEV市場の競争がますます激しくなりそうだ。【松倉佑輔】 

 

 

 
 

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