( 243184 )  2025/01/02 15:04:39  
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国民民主党の玉木雄一郎代表による不倫問題が報じられ、代表格として注目を集めている。

不倫は違法ではないが、特に政治家にとっては安全保障上の観点から問題視されることが多い。

過去には広瀬めぐみ氏も不倫問題で注目を集め、公設秘書の給与疑惑で起訴される結果となった。

玉木氏も不倫報道があったが、国民民主党の倫理委員会によって「役職停止3カ月」の処分を受けた。

彼女との交際が明るみに出た経緯や、兄が関わった金銭トラブルなど、玉木氏にはさまざまな問題が取りざたされている。

(要約)

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国民民主党の玉木雄一郎代表 

 

 不倫は不法行為ではあるが違法行為ではない。従って基本的には当事者間の問題に過ぎないのだが、イメージ商売の芸能人や公的な存在の政治家に関しては一定の注目、批判を集めるのが常である。 

 

 特に政治家の場合、機密情報に触れ得る立場であること、また政策に関与する立場であることから安全保障の観点からもこうしたプライベートでの弱点を持つべきではない、というのは世界的な常識。「いい仕事さえしてくれれば構わない」という理屈がこと政治家に限っては通らないのも、この危機管理上の問題が大きいからだ。 

 

 石破内閣では、今井絵理子参議院議員(41)が内閣府政務官と復興政務官に任命され、ネット上には批判の投稿が殺到した。外務政務官に任命された生稲晃子参議院議員(56)と並んで“元アイドル議員”であること以外に、2017年に週刊新潮が報じた“略奪不倫”に言及する声も多く見られた。元アイドルだろうと何だろうと前職を軽々しく問題視するのは職業差別につながりかねないが、安全保障上のリスクを懸念しているという点で、後者の理由には一定の理があるといえるだろう。 

 

 直近で不倫問題を起こした政治家としては、自民党の広瀬めぐみ氏(58)と、国民民主党の玉木雄一郎代表(55)が代表格だろうか。前者は赤ベンツ、歌舞伎町といった要素が、また後者は大躍進直後というタイミングや相手のファッションなどが大いに話題となった。 

 

 今井氏、広瀬氏、玉木氏の三人に共通していたのは、オープンな場所での大胆過ぎる振る舞いである。不思議なほど無邪気というか、ワキが甘いというか……ここでは広瀬氏と玉木氏の行動を振り返ってみよう。(「週刊新潮」2月29日号、11月21日号をもとに再構成しました)。 

 

 *** 

 

 2023年10月30日。議員会館を出た広瀬氏は、目立つ赤色のベンツを自ら運転して東京・青山に向かっていた。到着したのは午後7時半過ぎ。そこで彼女がピックアップしたのは一人の外国人男性である。その後、赤いベンツで移動した二人は渋谷区神宮前のレストランに入った。向かい合って座った二人は、注文した料理を待つ間、お互いの手を触り合う。 

 

 店を出て駐車場まで歩いて行く二人の様子も親密そのものだった。体を寄せ合い、固く手をつないでゆっくり歩を進める。相手の男性が笑みを浮かべながら広瀬氏を見つめ、彼女も男性を見つめ返す。 

 

 そんな二人が乗り込み、夜の街を走り出した赤いベンツが向かったのは、新宿・歌舞伎町にあるホテル。行き慣れているのか、迷ったり探したりすることなく、すんなりそのホテルの立体駐車場にたどり着いた。時刻は午後11時過ぎ。 

 

 広瀬氏の赤いベンツがホテルの駐車場から出てきたのは翌31日午前7時15分だった。それから2時間弱が経過した頃、広瀬氏の姿は参議院予算委員会の席にあった。ホテルを出た時の彼女の格好は紺色系の草木柄のワンピースに紺色のジャケット。委員会でも同じ服装だったから、ホテルから国会に直行したに違いない。 

 

 広瀬氏が入れ揚げたその外国人男性(56)の職業はサックス奏者。彼との関係について広瀬氏はどう弁明するのか。2月25日、都内を赤いベンツで移動中だった彼女に話を聞くと、「お友達です」と弁明するも、ホテルの駐車場に車が入る瞬間の写真をみせると、「しょうがない、もう撮られてるんだから」と開き直ったような回答が返ってきた。 

 

 報道を受けて、広瀬氏は地元・盛岡で記者団の取材に応じ、不倫について全面的に認めた上で謝罪した。しかし、その後、不倫とは比べ物にならない問題が発覚。税金で賄われている公設秘書の給与をだまし取ったとの疑惑があり、在宅起訴されたのである。結局、起訴を受けて議員の職を辞することになる。不倫にうつつを抜かした代償はあまりにも大きかった。 

 

 

 一方、衆院選で議席4倍の大躍進を果たし、乗りに乗っていたところでSmart FLASHに元グラビアアイドルの女性との不倫が報じられたのは、国民民主党の玉木代表だ。 

 

 11月11日、東京・永田町の衆議院第一議員会館の会議室。報道陣の前に姿を現すと、目にはうっすらと涙を浮かべ、 

 

〈今朝報道された内容はおおむね、おおむね事実です。家族のみならず、期待を寄せていただいた全国の多くのみなさまに心からおわびを申し上げます。本当に申し訳ありませんでした〉 

 

 深々とそう頭を下げた。 

 

 お相手の名前は小泉みゆき(39)。香川県出身の元グラビアアイドルで高松市観光大使も務める。報道を受けて、彼女のSNSは現在閉鎖されたが、HPのプロフィール欄には〈特技はうどんを打つこと、空手。趣味はピアノ、書道。165センチ、BWHは85、57、86。血液型B〉とある。 

 

「玉木氏は彼女と交際に至った経緯について、“さまざまなイベントで一緒になることがあった”と説明しています」(政治部デスク) 

 

 地元・香川の観光大使に手を出すとはなんともワキが甘い話なのだが、二人の関係はかねて一部でうわさになっていた。 

 

「玉木さんはコロナ前までは地元に戻った際、いつも自分の実家に泊まっていた。ところが、コロナ禍に入ってからは駅前のシティホテルに泊まるようになっていました。小泉さんとの交際が始まったのもその頃です」 

 

 とは地元政界関係者。 

 

「玉木さんは小泉さんとの交際を隠すために、逢引の際には周囲を警戒していました。時間差でホテルに入る工夫もしているという話でしたが、彼女は玉木さんの講演会などには頻繁に顔を出していた。また、二人が一緒にいる場面をたまたま目撃した人間もいて、明らかに“男女の仲”の雰囲気を醸し出していたそうです」 

 

 大胆なことに、彼女は両者の関係をSNSに“匂わせ投稿”していた。 

 

 玉木氏が今年6月7日、Xにシュークリームの画像とともに、 

 

〈街頭演説してたらシュークリームの差し入れもろたがな。〉 

 

 とつづった投稿に、彼女は、 

 

〈あんたわたしの専売特許、 

 

やないの/やっと食べられてよかったの/クリームまけんように、穴閉じもって食べまいよ/あんた/ 

 

 と讃岐弁でリプライ。〈やっと食べられて〉とのくだりには、彼を最も理解しているのは自分だとの自負が見て取れる。 

 

 二人が逢瀬を重ねたのは地元でだけではなかった。 

 

「去年の夏ごろですかね。広さにして数坪しかない、都内の隠れ家的なバーで、玉木氏と今話題の女性がいちゃいちゃしているのをたびたび目撃しました。あちらは素性がバレていないつもりだったのでしょうけど、ほかの客がいるのによくやるなあ、と。ただ、キスを始めた時にはさすがにあきれましたよ」(永田町関係者) 

 

 相手の女性は職を失う可能性もある中で、玉木氏だけおとがめなしかと思いきや、そうはいかなかった。国民民主党は倫理委員会に諮り調査を行い、12月4日に「役職停止3カ月」の処分を決定。過去、危機管理の観点から「国会議員の性的行動」をチェックする必要性を強く訴えていた玉木氏だけに、かなり格好の悪い顚末となってしまったのである。 

 

“103万円の壁”撤廃という成果を出した「功労者」ともいえる玉木氏だが、他にも頭の痛い問題を抱えていることが判明している。当人の責任ではないとはいえ、こちらも危機管理の観点からは問題をクリアにしておくことが「未来の総理候補の一人」には望まれるところだろう。【「1500万円払え!」 国民・玉木代表の弟が再び金銭トラブルを起こしていた! 「ロレックスなどの高級腕時計を預けたが…」 被害者が怒りの告発】では、実弟が兄・玉木雄一郎氏の名前を利用して起こした金銭トラブルについて報じている。 

 

デイリー新潮編集部 

 

新潮社 

 

 

 
 

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