( 243269 )  2025/01/02 16:43:35  
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悠仁さまは赤坂御用地から筑波大学へ通学することが決まったが、公共交通機関を利用した通学が一般的ではあるものの、都内~つくば間の距離や混雑などの難題がある。

車通学も考えられるが、渋滞や帰路の遅延などが懸念される。

ヘリコプター通学も可能性があるが、周囲や国民の理解を得る必要がある。

悠仁さまの通学方法には様々な課題があり、これからも検討が続くだろう。

(要約)

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悠仁さまは赤坂御用地から筑波大学へどう通うのか(2024年8月、撮影/JMPA) 

 

 進学先が注目された秋篠宮家の長男の悠仁さまが、学校推薦で筑波大学に合格したことが明らかになった。秋篠宮家は東京都港区にある赤坂御用地にお住まいで、筑波大学のキャンパスがあるのは茨城県つくば市。宮内庁は自宅から通学することを示唆しているが、本当に通うことは可能なのか? 通学ルートに立ちはだかる難題について検証する 

 

 まずは公共交通機関を利用した通学について、首都圏の交通事情に詳しいライターの金子則男氏が解説する。 

 

「かつてつくばには鉄道路線が通っておらず、文字通り“陸の孤島”でしたが、2005年につくばエクスプレス(以下TX)が開通。最速130kmを誇るTXは秋葉原とつくばを45分で結び、都内~つくば間の通勤通学を可能にしました。 

 

 具体的なルートですが、1つはJRを利用する方法。信濃町駅からJR総武線に乗り、秋葉原でTXに乗り換えれば、所要時間は約80分です。さらに、つくば駅からキャンパスまでバスで20分ほど。合計で2時間弱なので、何とか通えるでしょう。TXは他社への乗り入れが無く、ホームドアも完備しているので、遅延が少ない路線。行きも帰りも始発駅で、通勤通学ラッシュとも逆方向なので、座って通えるはずです。 

 

 東京メトロの青山一丁目駅から半蔵門線、もしくは赤坂駅から千代田線に乗り、北千住でTXに乗り換える手もあります。こちらのルートのメリットは座れる可能性が高いこと。MAXに混む時間帯でも、半蔵門線は九段下か神保町、千代田線は日比谷か大手町で座れるはずです。北千住駅は迷路のような作りですが、慣れれば5分程度で乗り換えは可能。こちらのルートでも80分ほどでつくば駅にたどり着けます」 

 

 ただ、これはあくまでも一般人の話。このルートで通う現実味は薄い。 

 

「総武線ルートの場合、信濃町~秋葉原間は相当混みます。乗り換えの秋葉原も都内屈指の混雑ぶりを誇るターミナル駅で、警備などかなり困難になりそう……。一方の半蔵門線、千代田線ルートも乗り換えの北千住がネック。4社5路線が乗り入れる北千住は1日で100万人以上が利用する鉄道の要衝で、ラッシュ時は構内がメチャクチャに混雑するので、安全の確保は至難の業でしょう」 

 

 

 それでは本命視される車通学はどうか。金子氏が続ける。 

 

「赤坂御用地から筑波大学までは最短ルートで約70km。順調なら1時間で着きますが、問題は渋滞です。 

 

 御用地のすぐそばには首都高速4号線が通っており、日本橋や浅草を通る6号経由のルート、池袋から王子に抜ける5号線経由のルートなどが考えられますが、必ず通らなくてはいけない小菅JCTは、首都高速ワーストクラスの渋滞スポット。筑波大学の1限は8時40分に始まるので、絶対に遅刻しないためには7時前に出発する必要があります。 

 

 そして本当に懸念されるのは帰路です。首都高速6号三郷線の上りはとにかくいつでも渋滞することで有名で、小菅JCTを先頭に柏あたりまで20kmも渋滞するのが夕方のルーチン。4限か5限で帰る時は、間違いなく自宅まで2時間以上掛かります」 

 

 そうなると何か“ウルトラC”はないのか。 

 

「公共交通機関にこだわるなら、JR常磐線のグリーン車を使う手はあります。東京駅まで車で移動し、土浦まで乗って、そこから車なら一定の安全は確保できるでしょう。ただし、片道2時間近く掛かります。そうなると残る方法は1つ。筑波大学は広大なキャンパスを有し、附属病院にはヘリポートがあります。それを使えば……。ヘリなら警備は完璧ですし、所要時間も30分程度です。ただ、周囲や国民の理解を得なければならないというハードルがあります」 

 

 合格しても悩みは尽きないが、結論はいかに。 

 

 

 
 

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