( 243389 )  2025/01/02 18:59:18  
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ドイツ人のキーノさんとヴァレーナさんは、日本への初訪問で、英語が通じないことに戸惑いを感じた。

アメリカ人のエリックさんは、日本の住宅にセントラルヒーティングがないことに驚き、特にトイレへ行くのに寒さを感じた。

オランダ人のピーターさんとルイーザさんは、日本でお弁当を食べる場所に困り、日本の不便さを感じたが、高齢化に伴いベンチが増えつつあるとも指摘した。

(要約)

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ドイツ人の(左から)キーノさんとヴァレーナさん【写真:Hint-Pot編集部】 

 

 円安などの影響で、インバウンド消費が2023年に過去最高を記録するなど、訪日外国人観光客は増加の一途をたどっています。日本人のマナーの良さや食事のおいしさなどを称賛する一方、文化が異なるからこそ不便さを感じたこともあるようです。彼らが日本でどんなことに気づいたのかを振り返ります。 

 

 ◇ ◇ ◇ 

 

「また来たいかと言われたらごめんなさい」 初訪日のドイツ人が日本で困った出来事とは 

 

 ドイツ人のキーノさんとヴァレーナさんは、今回が初めての訪日。さまざまな観光スポットをめぐるなか、ヴァレーナさんには、少し残念に感じたことがありました。 

 

「日本の旅行はとても貴重な経験でした。でも、また来たいかと言われたら、ごめんなさい。どちらというと私にはハマらなかった気がします。一番の理由は、日本のみなさんが英語をほぼ話さないこと。カフェやレストランに行ってもなかなか注文できないなど、それが少し残念だなと感じてしまいました」 

 

 キーノさんも、コミュニケーションがうまく取れないことにもどかしさを感じたそう。日本人の英語力向上を期待する一方で、日本語の習得に意欲を見せていました。 

 

アメリカから移住してきたエリックさん【写真:Hint-Pot編集部】 

 

「トイレへ行くのにも覚悟がいる」 アメリカ人が驚いた 日本の住宅の当たり前とは 

 

 日本で語学学校に通いながら、宣教師をしているアメリカ人のエリックさん。1年半前に妻子とともに日本に移住しました。現在は慣れたものの、暮らし始めたときに驚いたことがあったといいます。 

 

「日本の住宅にはセントラルヒーティングがないこと! アメリカの一般的な住宅はみんなセントラルヒーティングがあって、冬でも家中が同じ気温で暖かいんだ。日本はリビング以外が寒い!」 

 

 日本の場合、賃貸などの集合住宅にはエアコンが備えつけてありますが、暖かいのは部屋の中まで。廊下や浴室、トイレでは寒さを感じることがほとんどです。「いつも、リビングを出るタイミングで服を着込んでいるよ。トイレへ行くのにも、日本だと覚悟がいるよね」と、母国との違いに衝撃を受けている様子でした。 

 

 

オランダから来た(左から)ピーターさんとルイーザさん【写真:Hint-Pot編集部】 

 

「日本の人たちはどうしているの?」 初訪日のオランダ人が思わずこぼした日本で困ったこと 

 

 オランダから初めて日本にやってきた、ピーターさんとルイーザさん。日本を旅行するなかで人気グルメを堪能し、とくに日本のお弁当に大興奮したそう。ただ、あることに困っていました。 

 

「お弁当を食べるところに困りました。日本の歩道には、ベンチとか少し座れる場所がないですよね。なので、公園を探して食べたんですが、少し疲れたときや座りたいときなど、日本の人たちはいったいどうしているんでしょう?」 

 

 日本では、浮浪者対策や安全対策などさまざまな理由から、海外と比べると歩道などに設置されているベンチ数が、確かに少ないかもしれません。ただ、高齢化が進んでいることもあり、ベンチを増やす取り組みをする自治体が増えているようです。 

 

 ふたりにとって、おいしい食べ物や独特な文化に触れながら、母国との違いを発見できた旅になりました。 

 

Hint-Pot編集部 

 

 

 
 

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