( 243574 )  2025/01/03 04:54:56  
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広島県府中市教育委員会は、公民館での飲酒を全面禁止にした。

これは生涯学習の場として活用を幅広く促進するための措置であり、地域のイベントでの懸賞会なども例外ではなく、4月からは完全に禁止された。

一部の町内会からは、住民のコミュニケーションの機会が減少するという懸念が寄せられている。

反省会では、ノンアルコールビールの提供が行われるなど、対応が見られたが、一部の組織はイベントを中止するなどの対応も見られた。

市内の商議会では、飲酒禁止について市教育委員会に柔軟な対応を求める声も上がっており、市教育委員会は幅広い活動を行うために禁止を理解してほしい旨コメントしている。

(要約)

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ノンアルコールビールが並んだ協和公民館まつりの反省会 

 

 広島県府中市教委は本年度、公民館での飲酒を全面禁止とした。生涯学習の場として世代を問わず幅広い活用を促す上で、飲酒はふさわしくないと判断した。一方、町内会などからは住民のコミュニケーションの機会が減ると懸念する声も上がる。 

 

 市教委は従来、市内全14公民館での飲酒を「原則禁止」としていた。地域イベントの慰労会などは例外的に許容してきたが、4月に「禁止」と改めた。 

 

 12月中旬、木野山町の協和公民館であった公民館まつりの反省会では、オードブルの横にノンアルコールビールが並んだ。実行委員長で第2木野山町内会の下恒太郎会長(80)は「決まったことだから仕方ないが、やっぱりビールがあるほうが話が盛り上がる」と残念そう。 

 

 久佐町町内会は、11月下旬にあった祭りの反省会の会場を地域の体育館に変更した。1月の出初め式後の懇親会を中止した消防団もある。 

 

 飲酒禁止は、今月の市議会定例会の一般質問でも取り上げられ、市議が「無粋に感じる」と市教委に柔軟な対応を求める一幕もあった。市教委の大川幸雄教育部長は「公民館では子どもの活動もあり、酒を好まない大人もいる。誰もが安心して利用してもらうために理解してほしい」と話す。 

 

中国新聞社 

 

 

 
 

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