( 243769 )  2025/01/03 16:56:43  
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日本バス協会がバス事業のカスハラ防止啓発ポスターを公開。

ポスターでは、バス停を過ぎたバスで降ろすよう迫る事例を取り上げており、これを控えるよう呼びかけている。

ポスターは実際の事例を元に作成され、乗客の過度な要求がバスの運行に支障を来すことがあるため、注意を促している。

バスは定められたバス停での利用が原則であり、運転士は法令違反を犯さないためにバス停以外での乗降を原則許可しない。

同協会は安全なバス運行のため、理解と協力を求めている。

(要約)

( 243771 )  2025/01/03 16:56:43  
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バス停を過ぎたバスのイメージ(画像:写真AC)。 

 

 一般社団法人 日本バス協会は2024年12月25日(水)、バス事業のカスハラ防止啓発ポスター第2弾を公開しました。内容は「バス停ではない所で降ろすよう強要するケース」。ポスターでは、イヤホンをしていてアナウンスを聞き逃し乗り過ごしてしまった乗客が、バス停通過後に運転士に対し、すぐに降ろすよう迫る場面が描かれています。同協会は、このような行為を控えるよう呼びかけています。 

 

 啓発ポスターは、全国のバス事業者から寄せられた、実際にあった事例に基づき作成されています。乗客の過度な要求によってバスの運行などに支障が生じているといい、抑止のため順次、車内や案内所などに掲出されます。 

 

 バスは鉄道や飛行機と同じように、定められた乗降場(バス停)で利用する乗りものです。バス事業者は道路運送法に基づき走行経路やバス停位置をあらかじめ届け出ており、逸脱した運行をすれば法令違反となります。つまり乗客から申し出があっても、原則バス停以外の場所で乗降させることはできません。フリー乗降区間を設けた路線や、道路工事などでやむを得ない場合は除きます。 

 

 同協会は、「これからも安心・安全なバスを運行していくため、ご理解、ご協力をお願いいたします」としています。 

 

乗りものニュース編集部 

 

 

 
 

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