( 246109 )  2025/01/08 06:27:23  
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中国で「ヒトメタニューモウイルス」という感染症が拡大しており、春節の時期に中国から日本に多くの人が訪れる中、専門家は感染が広がる可能性があると警告している。

このウイルスは高齢者や乳幼児、基礎疾患のある人にとって重症化の恐れがあるとされており、中国国外でも感染が広がっている。

日本でも感染が増えているそうで、感染予防のために手洗いやマスクの着用など基本的な対策が必要だとされている。

(要約)

( 246111 )  2025/01/08 06:27:23  
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FNNプライムオンライン 

 

中国で今、聞き慣れない「ヒトメタニューモウイルス」という感染症が拡大しているんです。 

 

まもなく春節の時期、人の移動で感染拡大が心配されます。 

専門家は今後、日本でも感染が広がる可能性もあると警鐘を鳴らしています。 

 

延べ90億人が移動する大型連休の「春節」を控える中国で、国営放送が気になるニュースを伝えていました。 

 

2019年に新型コロナウイルスの感染が初めて確認された中国で今、増えているのが「ヒトメタニューモウイルス」の感染者です。 

 

CCTV(12月28日): 

「ヒトメタニューモウイルス」を感染・発症した場合、主な症状は発熱・せき・鼻水などがあります。 

 

ヒトメタニューモウイルスは、2001年にオランダで発見されました。 

高齢者や乳幼児、基礎疾患がある人が感染すると、気管支炎や肺炎など、重症化する恐れもあります。 

 

中国では、呼吸器系疾患の陽性率がインフルエンザに続いて2番目に多くなっています。 

 

感染は中国国外にも。 

インドでも確認された他、マレーシアやインドネシアなど、アジア各国でも感染が広がっています。 

 

中国では、まもなく春節に合わせて延べ90億人が移動し、多くの中国人が日本にも訪れることに。 

 

インフルエンザが大流行する日本で、ヒトメタニューモウイルスも感染拡大するのか。 

 

大阪府感染症情報センター・関雅之医師: 

(春節で)ヒトメタニューモウイルスも日本に入ってくることは想定される。ただ大事なことは、こまめな手洗いやマスクの着用など、基本的な感染対策を心がけることが重要である。 

 

ヒトメタニューモの検査を行っている東京都内のクリニックでは、最近になってある変化が。 

ヒトメタニューモに感染した子どもが増加傾向にあるといいます。 

 

ハピコワクリニック五反田・岸本久美子理事長: 

ちらほらヒトメタニューモウイルスの感染の子も出てきていて、今ちょっとずつ増えてきている印象。特にゼーゼーとか、気道の症状が強い場合には検査をおすすめしている。 

 

これまでも、日本国内で飛沫や接触での感染が確認されているヒトメタニューモウイルス。 

 

新型コロナやインフルエンザとともに、感染予防に注意が必要です。 

 

フジテレビ,国際取材部 

 

 

 
 

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