( 246454 )  2025/01/09 03:04:04  
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インフルエンザ流行に伴い、沢井製薬は「タミフル」のジェネリック医薬品の製造が追いつかないため一時的に供給停止すると発表。

製造需要の伸びが予想を上回り、再開はカプセルが2月上旬、ドライシロップは1月下旬を予定。

他の治療薬もあるため、影響は限定的との声もあるが、粉薬は他に選択肢がないため対応には工夫が必要。

(要約)

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日テレNEWS NNN 

 

インフルエンザの急激な流行拡大にともない、沢井製薬は7日、治療薬「タミフル」のジェネリック医薬品について、製造が追いつかないとして、一時的に供給を停止すると発表しました。 

 

沢井製薬は、インフルエンザの治療薬「タミフル」のジェネリック医薬品を製造していますが、去年12月からのインフルエンザの急激な流行拡大で、この薬の需要が想定を大幅に上回り、製造が追いつかない状況だということです。 

 

こうしたことを受け、沢井製薬は7日付で、オセルタミビルカプセル75mg「サワイ」と、水に溶いて飲む粉薬オセルタミビルDS3%「サワイ」 について、供給を一時的に停止すると、医療機関と医薬品卸売業者に伝えたということです。 

 

供給の再開時期は、カプセルは2月上旬、ドライシロップは1月下旬を予定しているということです。 

 

沢井製薬は、「医薬品の安定供給を確保できず多大なるご迷惑をおかけすることとなり、心より深くお詫び申し上げます」とコメントしています。 

 

インフルエンザの治療薬は、イナビルやゾフルーザなど複数ある上、タミフルも、先発薬やほかのメーカーのジェネリック医薬品の供給は続きます。 

 

東京都内のあるクリニックの医師は「ほかの治療薬もあるので、影響は限定的だと思われる。当院の前の薬局でも先発品のタミフルとほかのジェネリックなら手に入る」とコメントしています。 

 

しかし、こどもに使えるインフルエンザ治療用の粉薬(水に溶かす形のドライシロップ)は、タミフルと沢井製薬のジェネリックしかないため、その影響について、その医師は「吸入薬が上手に使える小学校3年生程度以上のこどもにはリレンザやイナビルを使ったり、錠剤が飲める子ならゾフルーザを使用したりして、粉しか飲めない子どもの薬不足に(ならないよう)寄与すると思います」と話しています。 

 

 

 
 

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