( 246479 )  2025/01/09 03:31:17  
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警察庁が中国政府が関与しているとみられるサイバー攻撃グループ「ミラーフェイス」による被害拡大に警戒を呼びかけている。

このグループは日本の企業や組織、個人を対象に攻撃を行い、機密情報を盗む目的で活動している。

特に政治家やメディア関係者に巧妙な手口による感染メールを送信し情報を盗み取っている。

また、最近では偽の専門家を装ってリンク付きメールを送る手口も増えており、受信者が怪しいファイルを開かないよう注意喚起している。

(要約)

( 246481 )  2025/01/09 03:31:17  
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警察庁はパスワード付きZipファイルや普段見かけない形式のファイルが届く場合は送信者に確認するよう呼びかけている 

 

中国政府が関与している疑いがあるサイバー攻撃グループ「ミラーフェイス」が2019年以降、日本を標的にサイバー攻撃をしているとして、警察庁が注意を呼びかけています。ミラーフェイスについて警察庁が注意喚起を行うのは、初めてです。 

 

サイバー攻撃グループ「ミラーフェイス」、別名「アース カシャ」は、2019年から現在に至るまで、主に日本の企業や組織、個人に対してサイバー攻撃を行っていて、警察庁はこの攻撃に中国政府が関与している疑いがあるとみています。 

 

「ミラーフェイス」による日本国内への攻撃はこれまでに210件にのぼり、安全保障や先端技術などを盗み取る目的で行われているとみられています。 

 

「ミラーフェイス」は主に政治家やマスコミなどに関係する個人や組織に対して、不正なプログラムを添付したメールを送信し、マルウェア(悪意のあるソフトウェア)に感染させ情報を盗み取っています。 

 

しかし警察庁によりますと、2024年6月頃からは、政治家や学術、メディア関係者が関心のある分野の有識者になりすまし、ファイルをダウンロードさせるリンクが記載されたメールを送る手口がみられるようになっているということです。メールの件名は「国際情勢と日本外交」「取材のご依頼」「所蔵資料のおすすめ」などの事例が確認されているということです。 

 

警察庁は、メールの送信者が所属する組織のメールアドレスや、過去にやりとりをしたことがあるアドレスであっても、パスワード付きZipファイルや、普段見かけない形式のファイルが届く場合は送信者に確認するよう呼びかけています。また、添付ファイルやダウンロードしたファイルを開いた際に、「コンテンツ有効化」のボタンをクリックするよう誘導される場合がありますが、安易にクリックしないよう注意を呼びかけています。 

 

社会部 

 

 

 
 

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