( 246999 )  2025/01/10 03:59:24  
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立ち飲み居酒屋で、客がチューハイを5杯しか飲んでいないのに8杯分を請求されるトラブルが発生。

客が店の主張に反論し、警察を巻き込んで防犯カメラの映像を確認するも、結果は8杯飲んでいたという。

居酒屋側はシステムのエラーを否定し、客は不満をSNSに投稿。

後に客の主張には誤りがあったことが確認され、問題は解決した。

(要約)

( 247001 )  2025/01/10 03:59:24  
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チューハイを次々飲んだが…(写真はイメージ) 

 

 立ち飲み居酒屋でチューハイを何杯飲んだかを巡るトラブルが、Xで拡散されている。客がXで店を批判して、居酒屋側が反論している。 

 

 トラブルのときは、警察も駆け付け、防犯カメラで飲んだ数を確認したという。一体何があったのか、居酒屋の運営会社に取材して聞いた。 

 

■「そんな飲んでない」と客が主張してトラブルに 

 

 この居酒屋は、首都圏や関西でチェーン展開する「立呑み 晩杯屋」の東京都内の店舗だ。晩杯屋は、「ひとりで気軽に呑める店」をコンセプトに、2009年から都内を中心に出店している。 

 

 この店を25年1月7日夕に訪れた客が同日、チューハイを5杯しか飲んでいないのに8杯飲んだと言われ、「そんな飲んでない」と主張してトラブルになったとXで投稿した。 

 

 このトラブルで、店が警察に通報し、警察が駆け付けて、防犯カメラの映像をチェックしたという。警察は、店と同様に「8杯飲んでる」と客に伝えたというが、この客は、「まじでありえない。晩杯屋で8杯なんてのんだこと無いわ」と不満を書き込んだ。 

 

 防犯カメラの映像を見せてもらうよう依頼しても、見せてもらえなかったと説明した。 

 

 客は結局、8杯分を会計し、そのレシートを撮った写真も投稿している。チューハイは、税込み1杯250円で、8杯で2000円になっていた。 

 

 この投稿は、大きな話題になって、客の投稿を信じたリプライでは、店への非難も次々に寄せられた。 

 

 これに対し、晩杯屋の公式Xは翌8日、投稿を引用して、多くの問い合わせが来ているとしたうえで、社内で事実確認した結果を報告した。 

 

 それによると、7日の当日、投稿した客がチューハイ8杯とフード5品を注文したが、この客は、会計時に「5杯しか飲んでいない」と申し出た。これに対し、従業員が会計に間違いはないと伝えると、客は同じことを繰り返したため、警察に通報して確認してもらう運びになった。 

 

 

 警察が到着し、従業員とともに防犯カメラの映像をチェックすると、「提供商品と会計内容に誤りは無かった」という。警察も、「間違いなく8杯飲んでいますよ」とこの客に伝え、内容に変更はなく会計してもらったとしている。 

 

 客が投稿したXアカウントは、1月9日夕現在「カギ」がかかり、非公開になっている。 

 

 晩杯屋を運営するアクティブソース(東京都品川区)は9日、J-CASTニュースの取材に対し、客の個人情報を答えることは差し控えたいと人事総務部の担当者が前置きしたうえで、客は1人で店を訪れたことは認めた。 

 

 なぜこの客が5杯と主張したのか、杯数が分からないほど泥酔していたのかについては、「どうしてそう言われたかは、私どもでは量りかねます。お客様のことについては、主観になりますので、差し控えさせていただきます」と答えた。晩杯屋のチェーン店では、杯数を巡るトラブルは、過去にもいくつか同様な申し出が見られたという。 

 

 防犯カメラの映像については、「他のお客様も映っており、個人情報保護のためにも、お客様個人が見ることは許可できません」と説明した。 

 

 今回、客の投稿を引用して反論したことについては、「投稿をきっかけに、店への誹謗中傷なども散見されましたので、確認して事実を報告することにしました」と述べた。9日夕時点では、この客から会社や店に抗議などは来ていないという。客の投稿について、警察への相談など法的手段を考えているかについては、「現時点では、ノーコメントとさせて下さい」と答えた。 

 

(J-CASTニュース編集部 野口博之) 

 

 

 
 

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