( 247839 )  2025/01/11 17:19:51  
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経営コンサルタント業が倒産する状況が深刻で、昨年の倒産は前年比7.6%増の154件となり、過去最多を記録した。

倒産の主な原因は販売不振や不況で、専門性が求められる時代に入ったことで経営環境の変化に対応するのが難しくなっていると指摘されている。

倒産した企業の98%は資本金が1億円未満の中小企業であり、負債総額や平均負債額もそれほど大きくはない。

開業ハードルが低い一方で、販売不振などに強くない企業が多く、淘汰が進んでいる状況だとしている。

(要約)

( 247841 )  2025/01/11 17:19:51  
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「経営のプロ」でも倒産…(写真はイメージ) 

 

 何とも皮肉な話だ。東京商工リサーチ(TSR)が10日、「経営コンサルタント業」の倒産状況を公表。昨年の倒産が前年比7.6%増の154件に達し、23年の143件を超えて過去最多を更新したという。 

 

 原因は販売不振や既往のシワ寄せなどを含む「不況型倒産」が最多102件(構成比66.2%)。TSRは〈「経営のプロ」とみられるコンサルタントも、事業再生やDX支援、M&Aなど、顧客のニーズが高度化しているなかで専門性が求められる時代に入り、経営環境の変化に対応するのは難しいようだ〉と分析している。 

 

「倒産した約98%が資本金1億円未満の中小企業です。負債総額は、約128億円。平均は約8300万円と、決して高いわけではありません。コンサル業は開業ハードルが低い一方、経営のプロとはいえ、販売不振を背景に体力の続かない企業が続出しているようです。『医者の不養生』みたいなものでしょうか」(TSR情報本部・櫻井浩樹氏) 

 

 淘汰が進みそうだ。 

 

 

 
 

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