( 247964 )  2025/01/12 03:04:54  
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石破茂首相はマレーシアとインドネシアを訪問し、通常国会と今夏の選挙について説明した。

衆参ダブル選や大連立の可能性については否定し、選択的夫婦別姓や企業・団体献金については慎重な姿勢を示した。

トランプ次期米大統領との連携について、日本と米国が東南アジアの平和と安定に貢献する必要性を強調。

トランプ氏との会談については調整中でできるだけ早く実現したい考えを示した。

(要約)

( 247966 )  2025/01/12 03:04:54  
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石破茂首相 

 

 石破茂首相は11日、マレーシア、インドネシア両国での外遊日程を終え、ジャカルタで同行記者団の取材に応じた。24日から始まる通常国会について「何でも丸のみするわけではないが、野党の支持者や無党派の方々に『政府の言っていることももっともだ』と思ってもらうべく、誠心誠意説明していく」と述べた。 

 

 今夏の参院選に合わせて衆院選も実施する「衆参ダブル選」や、野党との大連立の可能性を巡っては「私はどちらの『だ』の字も言っていない」と否定した。 

 

 立憲民主党などが要求している選択的夫婦別姓や企業・団体献金の禁止については「各党各会派の議論が重要で、今は予断を持って申し上げることはしない」と述べるにとどめた。 

 

 外交面では、トランプ次期米大統領と連携し、東南アジアに日米両国が関与していく必要があるとの認識を示した。「日米両国がこの地域の平和と安定のためにともに手を携えていることが、インド太平洋地域の平和と安定に大きく寄与するとトランプ氏と認識の一致をみたい」と述べた。「トランプ氏がこの地域への関心をどれくらい持っているかは、会談しなければわからないが、この地域に関与していくことは日本にとって極めて重要であると同時に、米国にとっても重要だ」とも語った。 

 

 トランプ氏との会談については2月以降で調整しているが、「できるだけ早期に会談を実現したい」と述べるにとどめた。【ジャカルタ金寿英】 

 

 

 
 

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