( 248879 )  2025/01/13 18:11:40  
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家庭が「N-ONE」から「フリード」に乗り換えたい場合、年収400万円で貯金もない場合には厳しい可能性があります。

具体的には、新車価格がそれほど高額でない場合、ローンを利用することが一般的です。

例えば、300万円の車両価格をローンで購入する場合、月々の返済額は約2万8968円、総返済額は約347万6160円となります。

さらに、維持費もかかり、毎月5000円程度の増加が予想されます。

家計には負担がかかりますが、家庭が耐えられるかは、月収30万円の中から他の支出も考慮して判断する必要があります。

節約や中古車購入などで無理のない範囲での乗り換えを検討することが大切です。

(要約)

( 248881 )  2025/01/13 18:11:40  
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わが家は「N-ONE」に乗っていますが、10歳の子どもがクラブ活動を始め「荷物」が増えました。「フリード」に乗り換えたいですが、年収400万円で貯金もないので厳しいでしょうか? 

 

「N-ONE」は、2021ー2022K CARオブ・ザ・イヤーにも輝いた人気のモデルです。ただ、軽自動車ですので、成長した子どものクラブ活動の道具が増えるなどすると、「N-ONE」から大きめの車種に乗り換えを検討する人もいるでしょう。 

 

「フリード」は、「N-ONE」と同じホンダから発売されている車種で、こちらは2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。 

 

本記事では、貯金がない年収400万円の人が「フリード」を購入しても家計に支障はないか解説します。 

 

「フリード」の新車価格は、グレードやオプションによって異なりますが、2025年1月時点での価格帯は約250万円~350万円です。グレードが変わっても車内が格段に広くなるわけではないため、目的がクラブ活動の道具を十分に積むということであれば、無理に高いグレードにする必要性は低いでしょう。 

 

貯金がなく新車を一括購入するのは難しい場合、ローンを活用することが多いでしょう。「フリード」をローンで購入する場合、月々の支払いはどの程度になるのでしょうか? 

 

今回は、車両価格に諸費用を含めた300万円を、損保ジャパンが提供する「ジャパンダ・ネットマイカーローン」にて下記条件で借り入れるとして計算します。 

 

●借入金額:300万円 

●ボーナス返済有無:なし 

●返済回数:120回(最大) 

●金利:3% 

 

この条件でシミュレーションすると、毎月返済額は2万8968円、総返済額は347万6160円です。 

 

なお、車を保有すると維持費もかかります。 

ソニー損保の「2024年 全国カーライフ実態調査」によると、1ヶ月あたりの維持費の平均金額は「N-ONE」が該当する軽自動車は1万700円なのに対し、「フリード」が該当するミニバンは1万5400円です。 

 

また、このデータには税金は含まれていませんが、軽自動車と普通車では毎年の自動車税が異なります。軽自動車は一律で年間1万800円、普通車はフリードの場合3万500円かかります。 

 

「フリード」に買い換えると、ローン代に加えて現状よりも維持費が月間で5000円程度増えるため、あわせて3万円から4万円程度、毎月の支払いが増える可能性があるでしょう 

 

 

次に、年収400万円の家庭が、この支出に耐えられるかを考えてみましょう。年収400万円ということは、月収では平均30万円ほどです。 

 

この30万円の中から、住居費、食費、光熱費、通信費などの生活費を賄わなければなりません。仮に家賃が10万円だとすると、家賃と車の維持費だけで13万円以上かかります。月収30万円の中には税金や社会保険料も含まれますので、家賃と車代で半分程度がなくなってしまうこととなります。 

 

一般的に「車の購入価格は年収の半分まで」と言われているように、年収400万円で新車のフリードを購入すると、生活に余裕を持つことは簡単ではないでしょう。 

 

「フリード」に乗りつつ、生活を安定させるにはどうすればよいでしょうか? 

 

■車本体の価格を抑える 

1つ目に車本体の価格を抑えることが挙げられます。例えば、新車ではなく中古車を検討することで、購入価格を抑えられます。 

 

また、決算期などの値引きがされやすい時期を狙って購入するのも良いかもしれません。 

 

■車の維持費を見直す 

車の維持費の見直しも有効です。一例として、自動車保険を見直し安いプランにしたり、ネット型に変更したりすることで、自動車保険料を節約できます。 

 

また、燃費の良い運転をできるだけ心がけることで、ガソリン代を減らすことができる場合もあるでしょう。 

 

■ほかの家計を見直す 

車以外の家計の見直しも有効です。格安スマホへ切り替えたり、不要なサブスクリプションを解約したりすることで、固定支出が減り、家計の安定につながるでしょう。 

 

「N-ONE」から「フリード」への買い替えは、家族の成長を考えると魅力的な選択肢です。ただし、年収400万円での購入は家計に大きな負担を与えて、生活が厳しくなる可能性があります。 

 

中古車購入や維持費の見直しなどにより、無理のない範囲での乗り替えを検討しましょう。 

 

出典 

本田技研工業株式会社 ホンダ FREED 

総務省 自動車税・軽自動車税種別割 

東京都 主税局 自動車税種別割 

ソニー損害保険株式会 ソニー損保 2024年 全国カーライフ実態調査」 

 

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 

ファイナンシャルプランナー 

 

ファイナンシャルフィールド編集部 

 

 

 
 

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