( 249499 )  2025/01/15 03:16:02  
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国内の新型コロナウイルス感染死者数は、感染者数が増えた2022年のピーク後に減少しているものの、依然として多い状況で、インフルエンザよりも圧倒的に多い。

感染は夏と冬に繰り返されており、警戒が続いている。

東京大の古瀬祐気教授は、ワクチンの開発と対策の効果により流行の規模が小さくなったと評価している。

一方で、今後もコロナ流行が社会に負担をかける可能性があるため、感染対策や仕組みの改善が継続されることが必要だと呼びかけている。

厚生労働省の血液調査によると、少なくとも約7300万人が新型コロナ感染経験があるとされており、複数回感染した例も多く報告されている。

(要約)

( 249501 )  2025/01/15 03:16:02  
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国内の新型コロナ死者数の推移 

 

 新型コロナウイルス感染者が国内で初確認されてから15日で5年。感染者数は抗体保有率の調査から昨年3月時点で7千万人以上と推計され、人口動態統計による死者数の累計は同8月時点で13万人に上る。オミクロン株による感染が急拡大した2022年をピークに死者数は減っているが、インフルエンザより圧倒的に多い。流行は今も夏と冬に繰り返されており、警戒が続いている。 

 

 古瀬祐気・東京大教授(感染症学)は「人口の大半が感染するであろうことは分かっていた。ただ、有効なワクチンが短期間で開発され、他の対策と併せ流行の波を小さくできた」と評価。一方で「コロナの流行は今後も社会に負荷をかけるだろう。基本的な感染対策といった負荷を減らす努力や仕組み作りを続けてほしい」と呼びかける。 

 

 厚生労働省が22府県を対象に昨年3月に実施した血液調査では、コロナ感染で得られる抗体の保有率は60.7%。日本の人口に置き換えると少なくとも約7300万人が一度は感染したことになる。さらに複数回感染した例も多く報告されている。 

 

 

 
 

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