( 249844 )  2025/01/15 16:41:25  
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林芳正官房長官は、2025年度の基礎的財政収支(PB)が赤字となる見通しについて、財政健全化を目指す方針を変えずに黒字化を継続する考えを示しました。

政府は、昨年の見通しとは異なり、赤字見通しを公表する予定であり、24年度補正予算による歳出増が影響していると報じられています。

林官房長官は、財政健全化の方針を変えずに取り組みを継続すると述べ、24年度補正予算に関しては、必要な政策への支出として適切であるとの見解を示しました。

(要約)

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 1月15日、林芳正官房長官(写真)は午前の会見で、2025年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)が赤字となる見通しと報じられていることに関連し、財政健全化の旗を降ろすことなく、PBの黒字化を目指す方針を継続していくと述べた。写真は都内で2023年12月撮影(2025 ロイター/Issei Kato) 

 

Shiho Tanaka 

 

[東京 15日 ロイター] - 林芳正官房長官は15日午前の会見で、2025年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)が赤字となる見通しと報じられていることに関連し、財政健全化の旗を降ろすことなく、PBの黒字化を目指す方針を継続していくと述べた。 

 

複数の政府・与党関係者によると、政府は月内に公表する財政の中長期試算で、2025年度のPBが赤字となる見通しを示す。昨年7月に黒字化の見通しを示していたが、昨年末にまとめた24年度補正予算などによる歳出増が響く。 

 

林官房長官は会見で、中長期試算は内閣府で取りまとめ作業を進めている段階であるとして内容についてのコメントは控えた。その上で「政府としては財政健全化の旗を降ろすことなく、基礎的財政収支の黒字化を目指すという方針の下で、これまでの取り組みの進捗、成果を後戻りさせることなく、歳出・歳入両面からの取り組みを継続していきたい」と述べた。 

 

24年度補正予算については、価格転嫁や賃金所得の増加、能登半島の復興費用など「必要な政策(への支出)を積み上げたものであり、その規模は適切」との考えを示した。政府は昨年12月、一般会計総額13兆9000億円の24年度補正予算を成立させた。 

 

 

 
 

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