( 251374 )  2025/01/18 15:47:36  
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清泉女学院大が急遽入試を取りやめたことについて、阿部俊子文部科学相は閣議後会見で受験生や保護者、社会に対する信頼を損なう可能性を指摘し、「遺憾だ」と述べた。

同大に事実関係の報告を求めるとし、「必要な対応を取る」とも述べた。

大学入試に関しては、文科省の「実施要項」に合意しており、通知後の変更は通常行わないが、この取りやめは異例となっている。

(要約)

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閣議後会見に臨む阿部俊子文部科学相=2025年1月17日午前10時26分、東京都千代田区、島崎周撮影 

 

 清泉女学院大(長野市)が、今月予定していた人文社会科学部の一般選抜入試を出願受け付け直前に取りやめた問題について、阿部俊子文部科学相は17日の閣議後会見で「(入試実施を)信じて準備を重ねてきた受験生や保護者、高校関係者をはじめ、社会からの大学入学者選抜に対する信頼を損なわせかねず、誠に遺憾」と述べた。 

 

 阿部氏は、同大に事実関係の報告を求めているとし、報告内容を踏まえて「必要な対応を取る」とも述べた。 

 

 同大は、同学部の一般選抜について、募集要項で、今月6日に出願開始、31日に試験などの日程で「計32人プラス若干名」を募集するとしていたが、12月23日にホームページで募集終了と公表した。取材に対し、総合型選抜など昨年中の入試で募集人員に達したことを理由に挙げていた。 

 

 大学入試に関しては、高校や大学の団体が参加する協議会で合意し、文科省が通知する「実施要項」があり、個別試験について発表後は、大規模災害などを除いて受験生に不利益となるような変更はしないとされている。(島崎周) 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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