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石破茂総理がマレーシアとインドネシアを訪問した際、失礼な振る舞いを心配する外務省関係者がいた。

石破総理の無愛想な態度は前回のAPEC首脳会議でも問題となり、先方に広く周知されていた。

マレーシアやインドネシアの国民は石破総理を知らず、歓迎ムードは低かった。

会談結果もあまり良くはなかったようで、プラボウォ大統領も笑顔がなかったと報じられた。

米トランプ次期大統領との会談には、笑顔を引き出すことが期待されている。

(要約)

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photo by gettyimages 

 

「総理がボロを出さないように、大変でした。相手国の担当者にも『くれぐれも、今回は失礼のないようにしてください』とクギを刺されてしまった」(外務省関係者) 

 

石破茂総理が1月9~12日、佳子夫人を伴ってマレーシアとインドネシアを訪問した。が、無愛想な総理の外遊に、日本の政府関係者はヒヤヒヤしっぱなしだったという。 

 

昨年11月の、アジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議で見せた「失態」が、先方に周知されていたからだ。 

 

「APECで石破総理が『座って握手に対応した』相手はマレーシアのアンワル首相。また、総理が下を向いてスマホをいじっていたときに隣に座っていたのは、インドネシアのプラボウォ大統領でした。失礼な対応をしてしまった当の相手との首脳会談だったのです。 

 

そもそもマレーシアやインドネシアの国民は、安倍(晋三元総理)さんの顔は知っていても、石破総理のことはまったく知らない。歓迎ムードは広がっていませんでした」(前出・外務省関係者) 

 

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総理の外遊や首脳会談は、トップセールスや取引の場でもある。「相手の要求を聞くだけでなく、こちらの要求をどう飲ませるかが重要」(自民党閣僚経験者)だが、その観点から言って、あまり結果は捗々しくなかったようだ。 

 

「インドネシアとは、日本の高速警備艇の無償供与や、プラボウォ政権肝煎りの『無償給食プログラム』への協力で合意しましたが、昨年発足したばかりのプラボウォ政権は『とにかく日本からカネや援助を引き出したい』というのが本音。 

 

インドネシア・日本ともに記者対応は最低限で、プラボウォ大統領には笑みもありませんでした」(全国紙特派員) 

 

来月に予定される米トランプ次期大統領との会談では、笑顔が引き出せるといいのだが……。 

 

「週刊現代」2025年1月25日号より 

 

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