( 251659 )  2025/01/19 04:16:00  
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東京女子医大元理事長の岩本絹子容疑者が背任容疑で逮捕された事件について、同大教授が岩本容疑者の大学運営について明らかにした。

警察OBらを使い職員を萎縮させるために秘密警察のような手法を使っており、反抗した職員は役職剥奪や解雇に追い込まれた。

また、職員の会話内容が公開されるなど、圧力がかけられていた。

教授によると、パソコンの没収や盗聴疑惑があり、多額の費用が理事長室に投じられたことも報じられた。

多くの人が新型コロナ禍の中で心が折れたという。

(要約)

( 251661 )  2025/01/19 04:16:00  
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岩本絹子容疑者 

 

 東京女子医大元理事長の岩本絹子容疑者(78)が背任容疑で逮捕された事件に絡み、同大教授が18日までに共同通信の取材に応じ、岩本容疑者の大学運営の「実態」を明かした。職員らが陰で「秘密警察」と呼び恐れた警察OBらを使い、不満を持つ職員を呼び出して詰問したりメール内容を検閲したりして萎縮させていたという。反抗した結果、役職剥奪や解雇に追い込まれた人もいた。 

 

 教授によると、22年ごろ、別の教授のパソコンが強制的に没収された。手を下したのは「秘密警察」のメンバー。解析し、岩本容疑者を批判する情報を外部に漏らした犯人を捜すためで「まるで家宅捜索。ここは独裁国家なのか」と驚いたという。 

 

 職員集会では、告発が疑われた職員の会話内容がスクリーンで公表されたこともあった。「盗聴していないと知り得ない情報だった」。目を付けられると学長室などで質問攻めにされた。 

 

 「多くの人たちの心が折れたのは、新型コロナ禍の頃だった」と教授。医療現場が逼迫する中、理事長室の改修に多額の費用が投じられたことが明らかになった。 

 

 

 
 

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