( 251796 ) 2025/01/19 06:43:16 0 00 FORZA STYLE
大家族スペシャルなどを見るとその子どもの多さに驚く。1人、2人でも大変なのに7人、8人など想像するのも難しいくらいだ。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。
「お金の面はもちろん女性の体の面から見てもかなりハードなことが想像できます」
昨今は多産DVという言葉もよく耳にするようになった。
「配偶者間の性的DVの一種です。端的に言えば望まない妊娠・出産を繰り返すことで妻の経済力を奪い、束縛するもの。こうやって言葉にすると恐ろしいですが、本人たちが気が付いていない場合もあります。多産のすべてがそうではありませんが、少なからず可能性があるというのが現実でしょう。産婦人科などで問診されることもあるようですね」
今回お話を聞いたのはもと幼稚園教諭の女性だ。さまざまな多産家庭を見てきたといい…。
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©︎GettyImages
中島莉子さん(仮名・38歳)は幼稚園で働いていた。
「結婚、妊娠を期に辞めました。本当に大変な仕事だと改めて思います。もう復帰はしたくないかな」
入れ替わりも激しく、かなりの重労働。子どもは可愛いが、それだけでは済まないと話す。
「モンペも増えていますし、子ども同士のみならず親同士のトラブルもかなり多くなっている印象です。塗り絵の数がうちの子だけ少ないと文句をつけてくるような親もいるのですから世も末って感じですね」
そんななかでも莉子さんが気になっていたのが多産家庭だ。
「一定数いるんですよね。4、5人ならまだしも7、8人とか。信じられませんよね。子どもを産んではじめて育てることの大変さを感じています。これが7人とか考えられない。多分これが普通の感覚ですよね」
多産と一口に言っても父親がみんな同じ場合とそうでない場合がある。どちらにしてもとても深刻だと感じるそうだ。
「同じ夫の場合は基本多産DVを疑いますよね。妻が働いて自立しないようにどんどん妊娠させるというもの。こう言ったらなんですけど、お父さんを拝見するとああと納得が行く場合が多い。なんていうかモラハラ気質。奥さんをお前呼ばわりする人が多いこと、多いこと…」
恐ろしい。逆に父が異なるケースはどんな様子なのだろう。
「正直、どの子とどの子が完全に同じなのか本人もわからなくなってんじゃないかな?っ思うほど、適当。なんか考える能力が少ない。誤解を恐れずに言えば、少し知能が足りていないんじゃないかな?と思ってしまうほどです」。
莉子さんが出会ったなかで最も強者だったのは、意外にも幼稚園ではなく、同じマンションに住んでいる家族だった。
「結婚前まで住んでいた古いマンション。その1階にとんでも家族が住んでいたんです。私が幼稚園教諭だと知ってからは世間話をする仲に。A子さんと言います。彼女がいろいろと話をしてくれたんですけど…想像の斜め上をいく感じでした」。
A子さんはなんと7人の子持ち。8人目を妊娠していたというのだ。
「私が見ていたところでもお父さんは2人変わっているはずです。あるとき、全然別人が出入りするようになる恐怖。わかりますか?年頃の娘もいるというのに性に奔放というか、なんというか。7人目を妊娠する前に一度聞いたことがあるんです。ちゃんと避妊しているんですか?ってそしたら…」
ー基本ナマですよ、夫婦だもん。当たり前
この言葉に絶句したと話す莉子さん。後編記事『「これも性教育だよ?」女子高生の娘の前で…。父親の違う8人の子を育てる女性のリアル。これも一種の多産DVなのか?』ではA子さんのとんでもない妊娠経歴、そしてその裏に隠れる真実について詳しく話を聞いていきたい。
取材・文/橋本 千紗
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