( 252184 )  2025/01/20 04:47:19  
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大阪・関西万博が開幕まで残り3カ月。

万博会場に直接アクセスできる駅が開業し、大阪万博への期待が高まっている。

中学生の頃に視察した月の石に続き、今回は世界最大級の火星の石や未来の技術が展示される予定。

しかし、入場チケットの売り上げが目標に届いておらず、パビリオンの建設も遅れているなど、課題も多い状況。

万博の成功と未来への希望に向けて、準備が進められている。

(要約)

( 252186 )  2025/01/20 04:47:19  
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All Nippon NewsNetwork(ANN) 

 

大阪・関西万博は開幕まで残り3カ月を切りました。パビリオンの建設やチケットの販売など、多くの課題が残されています。 

 

■大阪・関西万博まで3カ月 

 

 19日朝、大阪に開業した「夢洲駅」。大阪・関西万博の会場に直接アクセスできる唯一の鉄道の駅です。 

 

一番に切符を購入した人 

「0001番です。きのうの午後7時半から並んでいた。関西人なので、大阪万博が楽しみ」 

 

 万博期間中、一日最大でおよそ13万人が利用する見込みです。 

 

 1970年以来、2度目の大阪開催。当時は「月の石」や「人間洗濯機」などが話題を呼び、戦後から復興した日本を世界にアピールしました。 

 

 今回は158の国と地域が参加。開幕まで3カ月を切り、石破総理が会場を視察しました。 

 

石破総理 

「(前回)月の石も並んで見ました。中学生の時に。ただの石でしたけど」 

吉村知事 

「月の石です。(今回は)火星の石」 

石破総理 

「2時間か3時間並んで、見たの1分」 

 

 日本館の目玉は、世界最大級の「火星の石」。日本の観測隊が南極で採取したものです。さらに「空飛ぶクルマ」など、未来の生活を垣間見ることができる技術も展示される予定です。 

 

大阪・関西万博名誉会長 石破茂総理大臣 

「一人ひとりが生きている実感を体感できる。そして、未来の日本に夢を持てる。必ず『もう1回来たい』という思いを大勢の人が持つだろうなと」 

 

 注目が集まる一方で、課題も…。 

 

ポルトガル担当者 

「万博の来場者目標に対して、チケットが全然売れていないじゃないか」 

 

 万博の運営に必要な費用は、およそ1160億円。その多くは入場チケットの売り上げで賄われます。 

 

 しかし、前売り券の目標販売数1400万枚に対して、今月15日の時点で半分あまりの販売にとどまっています。 

 

大阪府 吉村洋文知事 

「開幕前に1400万枚いくかというと、非常に高い目標だなと思っています」 

 

 チケットの課題は他にもあります。半世紀前の万博では各パビリオンに長蛇の列ができ、夏場の暑さに苦しむ人もいました。 

 

 今回は「並ばない万博」を目指し、事前予約制を導入。しかし、参加国から不満の声が…。 

 

オランダ担当者 

「チケットの購入方法が外国人から見て複雑です」 

 

 まず、万博のIDを登録しチケットを購入。その後、入場する日時を予約します。希望するパビリオンやイベントにも予約が必要ですが、抽選なので希望が通るかは分かりません。 

 

石破茂総理大臣 

「やってみたらうまくいかない人もいる。どうやったら簡単に買えたよという、実感を持ってもらえるかが大事。お役所仕事ではできないので、民間の発想を取り入れてやっていきたい」 

 

 参加国によるパビリオンの建設も遅れています。42の施設のうち、完了表明が出されたのはわずか3カ国です。 

 

ケルケンツェス博覧会国際事務局長 

「残念ながら万博はいつもこう。遅れがあるのが現実です。パビリオンは開幕までに間に合う。(前売り券は)目標の半分の売り上げですが、必ず伸びると確信しています」 

 

 未来への希望と現実の課題を抱え、大阪万博は開幕の時を迎えようとしています。 

 

テレビ朝日 

 

 

 
 

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