( 252764 )  2025/01/21 05:28:47  
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農水省は高病原性鳥インフルエンザの急速な拡大を受け、20日に都道府県や業界団体と緊急全国会議を開催した。

江藤拓農水相は危機感を示し、対応に全力を挙げるよう要請。

通報の遅れが周辺に感染を広げるリスクを高めることを指摘し、異常を感知した場合は速やかに通報するよう求めた。

現時点で14道県で39件の鳥インフルが確認され、約693万羽が殺処分の対象となっている。

2022年度の最悪シーズンを上回り、対応が急務とされている。

(要約)

( 252766 )  2025/01/21 05:28:47  
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江藤拓農水相=14日、農水省 

 

 農林水産省は20日、高病原性鳥インフルエンザの急拡大を受け、都道府県や業界団体との緊急全国会議を開催した。 

 

 江藤拓農水相は「異常な事態になっている。これ以上の広がりはあってはならない」と危機感を示し、全力で対応に当たるよう求めた。 

 

 江藤氏は会議冒頭、「通報が遅れた所で、近隣に対する集中的な広がりを招いている場面がある」と指摘。ウイルスは鳥の体内で増え、対応が遅れれば近隣に飛散するリスクが高まるため、異常を察知した場合は迅速な通報を徹底するよう要請した。 

 

 農水省によると、今季は20日正午時点で、14道県で39件の鳥インフルが発生し、約693万羽が殺処分の対象となっている。年明けから急増し、1月はこれまでに23件発生、殺処分対象は約418万羽に上る。1月の比較では、過去最悪のシーズンだった2022年度の19件を既に上回り、殺処分も当時の463万羽に迫る勢いだ。  

 

 

 
 

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