( 252774 )  2025/01/21 05:40:30  
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全国的な不漁により、イカの価格が高騰しています。

東京の寿司店ではイカの仕入れ値が高騰し、価格も上がっている状況です。

子供たちに人気のイカセンターでも、価格上昇の影響でイカ釣りができない日も出てきています。

イカは庶民の食べ物だと思われていましたが、価格が高騰しているため、食べることが難しくなっています。

対策として、イカの値上げはしていない場合もありますが、イカの不漁の原因にはクロマグロの増加が影響している可能性も指摘されています。

(要約)

( 252776 )  2025/01/21 05:40:30  
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FNNプライムオンライン 

 

幅広い調理法で食卓を彩るイカ。 

しかし、全国的な不漁が続く中、高級魚のタイと同じ価格までに高騰しています。 

 

東京・銀座にある寿司店「寿司さいしょ」は、20日に入ったばかりの富山産のスルメイカを使用しています。 

 

20日のイカの仕入れ値は1杯700円以上。 

先週は1000円まではね上がったこともあったといいます。 

 

価格高騰の影響で、イカの握りは1貫300円。 

今やタイと同じ価格にまで値上がりする状況となっていました。 

 

寿司さいしょ・税所伸彦店主: 

(イカは)もう高級魚。タイとkg単価で考えると大して変わらない。 

 

「イット!」が向かったのは、上野イカセンター。 

毎日漁港から新鮮なイカが届きます。 

“イカゲソのおどり食い”は子供たちに大人気のひと品です。 

 

さらに子供たちが特に楽しみにしていたのは、店内に設置されたいけすでのイカ釣り。 

 

しかし取材したこの日はスルメイカが入荷せず、釣りができない事態となっていました。 

 

代わりにいけすに入れたのがアオリイカ。 

 

上野イカセンター・青木宏光店長: 

ご覧になっていただくと、アオリイカが大量の墨を吐いたので。そういうときはイカ釣りのご案内をしてない。 

 

訪れていた子供は「イカ釣りたかった。ちょっと残念」と話しました。 

 

全国的な不漁で価格が高騰するイカ。 

女性は「イカは庶民の食べ物だと思っていたが、高い。食べられない」と話します。 

 

東京にある上野イカセンターの仕入れ値は、10年前と比べ2倍近くに高騰。 

しかし、値上げは考えていないといいます。 

 

上野イカセンター・青木宏光店長: 

かなり苦しいですけど…お客さまに120%応えるためにも、120%の無理をしています。 

 

豪快に燃え上がる炎で焼き上げられた、名物の「巨大イカ焼き」。 

上野にある大衆酒場「山賊海賊」も、庶民の味を守るべく値上げはしていません。 

 

イカの不漁の原因について、魚食普及推進センター・早武忠利氏は「(イカの)天敵のクロマグロが増えていて、イカを食べてしまったという可能性もいえる」と話しています。 

 

 

 
 

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