( 253639 )  2025/01/22 19:01:49  
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2025年1月21日、パレスチナ自治区ガザ地区北部ジャバリアで続いた戦闘の被害が明らかになった。

約4万7000人が死亡し、約1万4000人が行方不明になった。

死者の7割は女性や子供で、家族全員が殺害された世帯も2092あり、戦闘中に生まれた子供や栄養失調で亡くなる子供も多く報告された。

ガザ地区の88%が破壊され、被害総額は380億ドル以上と推定されている。

一方、イスラエル軍は対テロ作戦をヨルダン川西岸で展開し、少なくとも8人が死亡し、35人が負傷した。

(要約)

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破壊された街並み=パレスチナ自治区ガザ地区北部ジャバリアで2025年1月21日、ロイター 

 

 パレスチナ自治区ガザ地区の広報当局は21日、2023年10月に始まった一連の戦闘での被害をまとめた統計を発表し、約4万7000人が死亡したほか、約1万4000人が行方不明だと明らかにした。犠牲者の7割は女性と子供で、2092世帯は家族全員が殺害されたとしている。 

 

 発表によると、戦闘が始まってから生まれた子供のうち214人が死亡した。栄養失調では44人が死亡したほか、3500人の子供が今後、死亡する恐れがある。また、子供7人を含む計8人が凍死した。両親もしくは片親がいない子供は3万8495人に上るという。 

 

 死者のうち1155人は医療関係者で、報道関係者も205人に上った。ガザ地区の88%が破壊され、被害額は380億ドル(約6兆円)以上と推定している。 

 

 ガザ地区では19日、42日間の停戦が始まり、がれきに埋もれた行方不明者の捜索も始まっている。戦闘継続中は捜せなかった遺体が続々と見つかっており、死者数は今後も増える可能性が高い。 

 

 一方、イスラエル軍は21日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区ジェニンで「対テロ作戦」を始めた。中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」によると、空爆などで少なくともパレスチナ人8人が死亡し、35人が負傷した。作戦は数日続く可能性がある。【カイロ金子淳】 

 

 

 
 

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