( 255971 ) 2025/01/27 06:31:33 0 00 FORZA STYLE
いつの世もキラキラネームに頭を悩ませる人はいるものだ。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。
「今年の5月に行われる戸籍法の改正で名前にふりがなのルールが初めて設けられることになります。これまで戸籍にはふりがなが記載されていなかったので、字と読みがバラバラでも通っていたんです」
子どもの学校などで、読めない名前の多さに驚愕する。
「びっくりしますよね。柊(ノエル)、瑛司(エース)、太郎と書いてジロウと読ませるなど、とんでもない輩がいるんですよ。名前は一生もの。子どものことを思ってつけてあげて欲しいモノです」
今回は「七音」と名付けられたことで親との関係を断絶したと話すある女性の告白だ。
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©︎GettyImages
清水七音さん(仮名・34歳)は、これまで名前に苦しんできた1人だ。
「どれだけいじめられてきたかわかりません。なんでこんな名前をつけたんだろうと子どもをもって改めて感じています。頭おかしいですよ、マジで」
七音と書いて、なんと読むのだろう。
「これまで一発で読めた人はいません。読めますか?」
ななお、と多くの場合は読まれてきた。
「そうなりますよね、常識的な人ならば。残念ながら違います。我が家は兄、弟、妹の4人兄弟。兄弟たちもみな、とんでもない名前をつけられています」
兄は奏夢(リズム)、弟は天音(ソプラ)、妹は美音(メロディ)…1人も読めなかった。
「こんな名前つけられて言うのもアレですけど、1人も可愛くないんです。私を含めて。血縁だから言えちゃいますけど、平均以下。ブスとブサイクの間の子ですから当たり前ですよね」
容姿と見合わないという理由がいじめのきっかけになったことも数えきれないほどある。
ーその顔でその名前はアウトだろ〜
兄弟たちもそろって、いじめに遭ってきたそうだ。
「この見た目でキラキラネーム。そのミスマッチさは、いじめっ子たちの格好の餌食だったんでしょう。4人とも石を投げられるような毎日でした」
妹はいじめの末に引きこもりになり、もう数年顔すら見れない状況だというから恐ろしい。
「最後に見たときは、おそらく80kgの巨体になっていて髪もボサボサ。臭くて、近寄れないほどでした。かわいそうに。私はなんとか家から脱出しましたが、彼女はひとりあの家に取り残されています。どうしてやったらいいのか…」
この名前をつけた両親は一体どんな人なのだろう。
「イメージだと若いヤンキー夫婦とかですよね?でも全然違います」
なお、七音さんにキラキラネームをつけた親の素性、そして七音さんの名前の詳細については【関連記事】「ヤンキーでもない、若い夫婦でもありません」キラキラネームをつける親の素性に驚愕。子どもを私物化するモンスター親の正体。」ではお読みいただける。
取材・文/橋本 千紗
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