( 255974 )  2025/01/27 14:23:30  
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フジテレビ社員が中居正広さんの女性トラブルに関与したという問題で、港浩一社長らが再度記者会見を行う。

初回会見での制限を取りやめ、500人規模の参加を許可し、質問に時間制限を設けない形で実施される。

前回の失敗を踏まえ、経営陣の動向が注目されている。

社員の関与や適切な対応についての疑問があり、会見での対応次第で経営陣の退任が示唆されている。

(要約)

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記者会見するフジテレビの港浩一社長=東京都港区の同社で2025年1月17日午後3時4分、西本龍太朗撮影 

 

 タレントを引退した中居正広さん(52)の女性トラブルにフジテレビの社員が関与したと報じられた問題で、フジの港浩一社長らが27日午後4時から、やり直しの記者会見をする。 

 

 さまざまな制限を加えた17日の会見から一転、参加メディアを限定せず、動画撮影を認め、時間無制限で質問を受ける「オープンな形」で実施する。関係者によると、出席者は異例の500人規模になる見通しだ。 

 

 2度目の失敗が絶対に許されない状況で、港社長らは何を語るのか。注目される。 

 

 「終わって失敗したと思った」「マスメディアとしてあり得ない形だった」。港社長は23日に開かれた社員向け説明会で、17日の会見をそう振り返った。 

 

 中居さんのトラブルへの社員の関与が週刊誌に報じられたのは、昨年12月下旬。フジはすぐに社員の関与を否定するコメントを発表した。 

 

 会見では、港社長らが説明の遅れを謝罪した一方で、トラブルを23年6月初旬に把握しながら、中居さんの番組への起用を続けたことが明らかになった。 

 

 独立性の高い第三者委員会による調査を明言せず、女性のプライバシー保護や今後調査委員会が調べることを理由に「回答を控える」と繰り返し、批判を浴びた。 

 

 会見後、企業からのCM出稿差し止めなどが相次ぎ、社内での説明会で、社員から役員の総退陣を求める声が上がるなど、社内外から経営陣の退任を求める声が強まっている。 

 

 やり直し会見の最大の焦点は、フジへの信頼を失墜させ、経営への打撃を招いた港社長ら経営陣が退任を表明するかどうかだ。会見前に開かれる臨時取締役会で進退が議論される。フジ幹部は26日夜、「議案はできている。動く可能性はあるが、(役員の辞任が)ゼロというわけにはいかない」と取材に語った。 

 

 中居さんと女性とのトラブルに社員は本当に関与していないのか。トラブル把握後の対応は適切だったのか。幹部が女性アナウンサーや社員にタレントの接待をさせていたのではないかとも週刊誌で報じられており、疑問は多い。 

 

 やり直し会見には、港社長のほか、嘉納修治会長、遠藤龍之介副会長、フジ・メディア・ホールディングスの金光修社長が出席する。フジは会見を「TVer スペシャルライブ」「FNNプライムオンライン」で配信する。【井上知大、諸隈美紗稀、平本絢子】 

 

 

 
 

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