( 257306 ) 2025/01/30 03:53:44 0 00 FNNプライムオンライン
京都市伏見区で、26日、踏切内で観光客が“すし詰め状態”になる様子が撮影された。踏切の先には1300年以上の歴史を誇る伏見稲荷大社があり、連日多くの観光客が行き来するという。
「早く進んで! 人が多いよ!」 26日に撮影された動画。大勢の観光客たちがもみくちゃになりながら踏切を渡る。
遮断機が降り始める中、踏切内にはまだ人の姿があり、中国語で「早く進んで」と訴える声も聞こえてくる。
撮影された場所は、人気観光地・京都市のJR稲荷駅近くにある踏切だが、一体なにが起きたのか。
その踏切に29日、イット!取材班が向かうと、そこには多くの観光客の姿があった。
踏切の先には1300年以上の歴史を誇る伏見稲荷大社があり、連日多くの観光客が行き来するという。
踏切近くの店の従業員: もうね、歩けないぐらいの時もあります。今は特に中国が春節というのもあるから、わさっとなります。
一度に多くの人が渡ろうとして、踏切内がすし詰め状態になることもしばしば。さらに動画が撮影された26日は、別の事態が重なったのではないかという。
近隣で働く人: 警報のボタン押すからここも全部詰まる。ほぼ1週間に数回はある。
近隣住民: 踏切が止まることはよくある。
JR西日本によると、動画が撮影された26日のほぼ同時刻に、別の踏切で非常ボタンが押されたため、列車に最大約20分の遅れが出たという。そのため、閉まった踏切前に多くの観光客が立ち止まり、踏切が開いたタイミングで一斉に渡り始めたことから、時間内に渡りきれない人が出たという。
改めて動画を見てみると、渡りきれなかった人たちが下りてきた遮断機を手で押さえたり、くぐったりするような様子も確認できる。
動画の撮影者によると、「踏切が開いた瞬間に一気に人が流れ込み、人混みに押し戻される感覚があった」というが、転倒などのトラブルはなかったという。
現地は、29日も午後になると次第に人が増え、取材班は、踏切がつまっていたためタクシーが渡り切れず、遮断機のバーが車体の後ろ部分に乗ってしまうという場面に遭遇した。
踏切の待ち時間が7分ほどになると多くの観光客が立ち止まり、かなりの混雑具合だった。
京都市は、「桜や紅葉のシーズンなどは伏見稲荷大社側が警備員を配置しているが、常にいるわけではない。今後も旅行事業社や大社側などとコミュニケーションを取りつつ対策を考えてやっていく」としている。 (「イット!」1月29日放送より)
イット!
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