( 259389 )  2025/02/03 04:38:44  
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東海道・山陽新幹線の"ドクターイエロー"として知られる923形T4編成は、2025年1月に検測運転を終了したが、残るT5編成はJR西日本が所有し、2027年まで運用が続く予定。

T4編成とT5編成は細かい部分に違いがあるものの、両者は同様に黄色い車体に青帯の車両であり、運用範囲も異なるわけではなく、普段はJR東海の大井車両基地を拠点としている。

そのため、ドクターイエローはまだ2年間は走行を続けることとなる。

(要約)

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2025年1月に検測運転を終了した、923形「ドクターイエロー」T4編成 

 

 東海道・山陽新幹線の黄色い新幹線「ドクターイエロー」。正式には「新幹線電気軌道総合試験車」というこの車両は、東海道・山陽新幹線の電気設備や軌道(線路)の状態を走りながら確認できる、「新幹線のお医者さん」のような存在です。 

 

 鉄道ファン以外にも人気があるドクターイエローですが、JR東海では、保有していた車両の老朽化にともない、2025年1月に検測運転を終了すると発表。1月28~29日には、窓に「ありがとう」と装飾された状態で走り、無事ラストランを迎えました。 

 

 しかし2月2日、ドクターイエローは当たり前のように、東海道新幹線を走行していました。引退したのではなかったのでしょうか? 

 

 実は、東海道・山陽新幹線のドクターイエローは、2編成が存在しています。2025年1月に検測運転を終了したのは、JR東海が保有するT4編成。残るもう1本は、JR西日本が保有するT5編成で、こちらは2027年以降に検測を終了する予定です。つまり、JR西日本持ちのドクターイエローは、あと2年ほどは走行シーンを見られるということになります。 

 

 T4編成とT5編成は、黄色い車体に青帯の7両編成という点は同じですが、アンテナの数や装着する台車など、細かい部分に違いがあります。一方、運用範囲が両編成で異なるというわけではなく、T5編成はJR西日本所有の車両でありながら、普段はJR東海の大井車両基地をベースとしています。 

 

西中悠基 

 

 

 
 

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