( 259874 )  2025/02/04 03:08:51  
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東京都内の医療脱毛クリニック「トイトイトイクリニック」が営業停止し自己破産する意向を表明。

被害女性が未施術分の返金を求めるなど、医療脱毛業界に経営破綻が相次いでいる状況。

これにより、利用者からの悲鳴が上がっており、倒産した大手クリニックの影響も心配されている。

専門家は、広告費の運用や一括払いを避けることが必要だと指摘している。

(要約)

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FNNプライムオンライン 

 

東京都内の医療脱毛クリニックがまたしても突然閉鎖。 

 

経営破綻が相次ぐ医療脱毛業界で、今何が起きているのでしょうか。 

 

被害女性: 

未施術分の代金を返金してもらいたい。 

 

原宿や新宿など、都内で3店舗を展開していた医療脱毛医院「トイトイトイクリニック」。 

 

その経営会社が1月31日までに営業を停止し、今後、自己破産する意向であることが分かりました。 

 

突然の営業停止に、SNS上では「2週間前にいったばかりなのに、信じられない」「お金は支払い済みだけど、まだコース消化してない。どうすればいいの?」などと利用者とみられる人からの悲鳴が相次いでいます。 

 

「イット!」が取材したのは、クリニックに通っていたという女性。 

 

被害女性: 

予約の連絡を入れたのが1月30日木曜日。特にここで不審な点はなかった。2月1日、実際に店舗に行くとエレベーターの5階のボタンが押せない。 

 

店舗まで階段で上がってみたところ、入り口には鍵がかけられた状態。 

 

ホームページを確認すると、そこには「現在業務を停止しております」と表示されていました。 

 

施術費用として、女性は約50万円をすでにクレジット払いしていたといいます。 

 

被害女性: 

合計47万5813円。9回中6回は終わっているとすると、施術を受けていない金額で15万円ぐらい。 

 

医療脱毛を巡っては2024年12月に大手アリシアクリニックが倒産。 

 

被害女性: 

ホームページに「ほかの医療脱毛クリニックが倒産しましたが、当社は大丈夫です」といったお知らせがあがってた」といいます。 

 

「連絡もなくいきなり音信不通になってしまった。怒りの気持ちがあるのと、もし今後、ほかのクリニックを契約するとなっても倒産のリスクが必ずよぎる」と女性は話しました。 

 

相次ぐ脱毛クリニックの倒産に、街の人は不安を募らせています。 

 

20代: 

(今後脱毛に)行きたいなって思ってます。(倒産があると)不安があるので、一気に大量にお金を使う店もあったり、月いくらなどもあるので気にしてやりたいなと。 

 

最近では、男性利用者にも広がりをみせている医療脱毛業界で何が起きているのか。 

 

専門家は経営手法に問題があると指摘します。 

 

日本脱毛安全普及協会・山岸純元代表理事: 

医療系の脱毛サロンが倒産するのは、なんだかんだ広告にお金を使っている。 

 

例えば10回コースで10万円の場合、1回の施術で1万円の売り上げとなりますが、山岸元代表理事は「それ以外の9万円は客は施術を受けてないので単なる預かり金。これを勘違いして広告費などに充ててしまうわけです。これが自転車操業になってしまう」と話します。 

 

専門家は、クチコミをしっかり確認することや被害を最小限に抑えるため、一括払いを避けることなどが必要だといいます。 

 

 

 
 

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