( 260646 ) 2025/02/05 15:31:07 0 00 ウェザーマップ
今季最強の寒波が襲来していますが、少なくともこの週末にかけては強弱を繰り返しながら居座る見込みです。まずは、きょうからあすにかけて一回目のピークを迎え、西日本や日本海側の広い範囲で警報級の大雪になるおそれがあります。長期間、冬の嵐が続くことで、災害級の大雪になるところもあるかもしれません。大雪や低温に警戒、注意が必要です。
5日(水)午前3時の気圧配置と雲の様子
寒波が襲来し、ピークを迎えています。日本付近は等圧線が8本くらいかかり、冬型の気圧配置が強まっています。寒気に伴う筋状の雲が日本海だけでなく、東シナ海や太平洋側にも見られます。
5日(水)午前6時までの24時間降雪量
きのうは道東中心に記録的な大雪になりましたが、けさにかけては大雪エリアが北陸を中心に変わってきています。積雪が急増し、2月史上一番の大雪になっている所もあります。
5日(水)午後6時の雪や雨の予想
このあとも、日本海側を中心に断続的に雪が降り、北陸や東北南部を中心に雪の強まる所があるでしょう。すでに富山などの市街地で大雪になっていますが、このあとも市街地などでも短時間で積雪が急増するおそれがあります。今夜、寝ている間も同じような場所で雪が強まり、積雪がさらに増えそうです。
雪と風に関する情報
あす朝にかけての予想降雪量は多い所で、北陸と東北で100センチなどとなっています。普段雪の少ない四国や九州南部などでもまとまった雪になりそうです。また、北日本や北陸では瞬間的に35メートルの暴風が吹き荒れ、雪を伴い猛吹雪になるおそれがあります。 交通機関の乱れに加えて、大規模な車の立ち往生や停電、集落の孤立、家屋の倒壊やなだれ、落雪、ホワイトアウトなどに警戒、注意が必要です。落雷や突風などにもご注意ください。
5日(水)の天気予報と予想最高気温
一方、東京都心は晴れマークです。関東は平野部の広い範囲で晴れ間があり、きのうのようなにわか雪やにわか雨の所はほとんどなさそうです。ただ、空気がカラカラに乾燥します。火の取り扱いにご注意ください。 西日本を中心に今季一番の寒さが続出するでしょう。最高気温は、東京都心で10℃の予想ですが、全国的に冷たい風が吹きつけるため、気温の数字以上の寒さを感じそうです。 今回の寒波は長丁場になります。大雪災害に加えて、水道管の凍結にもご注意ください。
(気象予報士・丸田絵里子)
|
![]() |