フジ・メディア・ホールディングスは、企業統治の改善策を検討するための「フジテレビ再生チーム」を設置することを発表した。

中居正広さんの女性トラブルに伴う課題を協議し、法令順守体制や業績の立て直し、経営戦略の検討などを行う予定。

広告収入の減少により業績予想を下方修正しており、長寿番組のスポンサーであるキッコーマンが放送休止を決定するなど、信頼回復が急務となっている。

（要約）

フジ・メディア・ホールディングス本社＝東京都港区 

　フジ・メディア・ホールディングス（HD）は5日、企業統治の改善策などを検討する「フジテレビ再生チーム（仮称）」を2月中に設置すると発表した。 

　法令順守体制の確立や業績の立て直し、今後の経営戦略など、元タレント中居正広さんの女性トラブル発覚後に指摘された課題を協議し、対策を立案・実行する。 

　先週、フジ・メディアHDはフジテレビの番組スポンサーに対し、差し止めたCM料金を請求しないことを決定。広告収入の大幅減を踏まえ、2025年3月期の業績予想を下方修正した。その後も、長寿番組「くいしん坊！　万才」の単独スポンサーを務めるキッコーマンが2月いっぱいの放送休止を決めており、広告主の信頼回復が急務になっている。