( 261041 ) 2025/02/06 06:09:28 0 00 ※画像は渡邊渚の公式インスタグラムより
PTSDを患っていたことを公表している元フジテレビアナウンサーの渡邊渚(27)が1月29日に発売したフォトエッセイ『透明を満たす』(講談社)が、話題を席巻中だ。2月4日時点で、Amazonのタレント本ベストセラー1位。各書店で売り切れが続出するなど争奪戦となっている。
5万字以上に及ぶエッセイパートで注目されているのは、PTSDから回復するまでの記述だ。診断されるまでの経緯から発症の状態、回復までを赤裸々に、かつ引き込まれる文章力で綴った内容には、
《途中泣きながら読んだ》 《壮絶な苦しみから立ち直り前に進む姿を見せてくれてる》
といった声も寄せられている。
「渡邊さんは2020年に慶応大学卒業後、新卒でフジテレビ入社。『めざましテレビ』や『ぽかぽか』『もしもツアーズ』などの人気番組で活躍していたものの、23年7月に体調不良で療養し、その後24年8月末には退社しました。闘病中は病名を明らかにしていませんでしたが、同年10月1日に自身のインスタグラムでPTSDを患っていたことを報告しました」(女性誌編集者)
SNSでは、《この1年4ヶ月、生きているのが辛くて、身も心もボロボロでした》と記した渡邊。活動再開後、さまざまな媒体のインタビューに答えるなかではPTSDに関する言及も多く、24年10月31日発売の『FRIDAY』(講談社)では、
《当日は雨の日でした。その時の気候や最寄り駅、匂い、食べ物を想起するとパニック発作が起こり、『過覚醒』というPTSDの症状で些細(ささい)な物音にも恐怖を感じるようになっていった》
と述懐。食事もろくに食べられない日々を過ごし、1か月で5キロもの体重が落ちたという。
「渡邊さんはフォトエッセイで、事件のあった日は《仕事の延長線上》だったとしたうえで、その日を想起するため、雨を異常に恐れるようになったことや、その日に食べた食材が食べられなくなる、スーパーに行けなくなるなどの症状が出たことを赤裸々に綴っています。
PTSDを公表していない間は、SNSで時折見せる激やせショットに“いったい何の病気なのか”と心配が広がっていましたが、その背景では“死”を覚悟したこともあったようです」(前出の女性誌編集者)
フォトエッセイでは、主治医からPTSDについて詳しく教えてもらい、治療法を提案されたと書かれている。
《これから薬物療法を始めていくということと、しっかり休息すること、テレビ視聴の禁止を伝えられた。自分を傷つけた日から仕事への未練がまったくなくなり、テレビへの興味が一切なくなった。もう自分が良くなることだけを考えることにした》
エッセイにはそこから、自身と向き合う様子も詳細に記されている──。
今、さまざまに精力的な発信を行なう渡邊は、2月3日に公式サイトと公式メンバーシップ『Lighthouse』を開設することを報告。月額1500円(税込)で会員限定のエッセイを読めるほか、会員限定インスタグラムアカウントへの招待や、不定期で会員限定お悩み相談室も行なうという。
アナウンサーとして主戦場だったテレビから、大きく羽ばたこうとする渡邊の一挙手一投足に今後も注目が集まりそうだ。
ピンズバNEWS編集部
|
![]() |