日本銀行の審議委員である田村直樹は、2025年度後半までに短期金利を少なくとも1%程度引き上げる必要があると述べました。現在の政策金利0.5%から0.75%への引き上げでも、経済を十分引き締めるにはまだ距離があるとし、複数回の利上げに前向きな姿勢を示しました。(要約)
日銀の田村直樹審議委員=2024年3月、青森市
日銀の田村直樹審議委員は6日、長野県松本市で講演し、利上げの到達点について「2025年度後半には少なくとも1%程度まで短期金利を引き上げておくことが必要だ」と述べた。
政策金利を現在の0.5%から0.75%に引き上げても「経済を引き締める水準にはまだ距離がある」とし、複数回の利上げに前向きな姿勢を示した。