( 261284 )  2025/02/06 18:24:39  
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横断歩道を渡ろうとしている子どもが通りすがりの車に道を譲られた時、おじぎや謝意を表すかどうかについてSNSで議論が起こった。

一部は感謝を示すことの大切さを主張し、他の人はそれを必要としないという意見もある。

「おじぎ」をせずにアイコンタクトや会釈で十分だとする考えや、この習慣が拡大すると謝意が当然と思うドライバーが生まれる可能性を指摘する声もある。

議論では、感謝やコミュニケーションの一環として謝意を表すことの重要性を支持する声と、車に対して特別な感謝をする必要性に疑問を呈する意見が混在している。

(要約)

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横断歩道を渡ろうとしている子ども 

 

 信号機のない横断歩道を渡ろうとしている人に、走行してきた乗用車が停車して道を譲る――。日常でしばしば目にする光景です。あなたが歩行者だった場合、渡り終わった後に車の運転手に対しおじぎなどをして謝意を表しますか? これをするかしないかをめぐってSNSで議論が巻き起こりました。「親切にしてくれた相手にはお礼を伝える」と主張する“おじぎ賛成派”に対して、“反対派”の言い分は――? 

 

 議論の発端となったのは2025年1月末、とある漫画家が自身のアカウントで日常を描いた1ページ作品を投稿したこと。自身が車を運転中に横断歩道で小学生の児童に道を譲ったところ、道を渡り終えたその児童がわざわざ「くるっ」と振り返り、帽子を取っておじぎをしたことに感心したというエピソードを紹介したことがきっかけです。 

 

 これには2月5日夜までに4万件超の“いいね”が寄せられ、「私も初めておじぎされたときは感動した!」「大人だけど会釈するよ」「自分の地元だけじゃないんだ。うれしい」など共感の声が相次ぎました。 

 

 一方、同じくらい「おじぎは必要ない」との声も上がっています。「信号機のない横断歩道は歩行者優先だから」「わざわざお礼? 意味ないと思います」、「こうするように教えている学校あるけど、余計なことを子どもに押し付けないでほしい」など、強固に“NO”を表明するユーザーも少なくありません。 

 

 反対派の主張をより詳細に見ていくと、「謝意を表すにしてもアイコンタクトや会釈するくらいで十分。渡った後にくるっと振り向かれたら『また戻ってくるの!?』って身構えてしまう」と、わざわざ振り向いて脱帽・おじぎ、という一連の動作を不要と感じている人のほか、「信号機のない横断歩道に歩行者がいる場合は、車にとっては赤信号が点灯しているのと同じ。赤信号で止まっている車におじぎする?」と、謝意自体を不要とする人、「この文化が定着すると『譲ってやったんだからお礼くらい言え』と勘違いするドライバーが出てくるのでは」と弊害を懸念する人など、さまざまなパターンがありました。 

 

 中には「こういうバカな風習、なんで無くならないのか」「愚劣なパワハラの結果でしかない」「子どもにこんな“マナー”を押し付けるな」と強い言葉で否定するユーザーも。これに対しては「当然のことだとしても人に何かをしてもらったら感謝する」「ありがとうという気持ちで会釈するのはコミュニケーションの一つ」「買い物したとき店員さんにお礼を言うのと同じでは?」と反論の声も見られます。 

 

 ちなみに、飲食店やコンビニなど店舗を利用した際に店員にお礼を伝える一方、横断歩道で停車した車にはおじぎをしないというユーザーは、「店員がいなければ買い物ができないので感謝を伝える。車は横断歩道にいなくても困らない。だからお礼する理由がない」と持論を展開しました。 

 

 賛否が入り乱れる形となったこの話題、あなたは「おじぎ」賛成ですか? 反対ですか? 

 

LASISA編集部 

 

 

 
 

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