( 261386 )  2025/02/07 03:48:09  
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FNNプライムオンライン 

 

日本列島を襲っている今シーズン最強・最長の大寒波。 

北陸を中心に“ドカ雪”が続いています。 

 

福島・只見町では、5日の午後3時からの24時間で積雪は31cm増え、2m71cmとなりました。 

 

只見町ではこの週末、雪まつりが開催される予定で、会場には多くの雪像が作られていましたが、雪像が雪で埋まってしまい、作業員が急ピッチで雪を取り除いていました。 

 

作業中も激しく降り続ける雪。 

実行委員会によると、今のところ予定どおりの開催を目指しているものの、今後の雪の状況によっては中止も検討せざるを得ないといいます。 

 

大雪の影響で「旅館みな川」では、2階の高さまで雪が高く積もっています。 

窓にびっしりと雪がへばりついているため、開けることができません。 

「旅館みな川」では宿泊のキャンセルが数件あったといい、おかみの小平三枝子さんは「何十年もやってる冬の一大イベントなので、当日は晴れてほしいと祈ってます」と話します。 

 

一方、福島・いわき市では雪が原因とみられる車の事故も発生。 

他にも、県内では除雪中の転倒で男性2人がけがをしています。 

 

大寒波の影響で、6日も日本海側を中心に雪が強まり、新潟・津南町と魚沼市守門では、積雪が一時3メートルに達しました。 

 

6日午前3時半過ぎの魚沼市では、歩道の雪は歩行者信号の高さにまで積もっていました。 

 

積雪が60cmを超えた長岡市内の国道8号では午前8時半、車道の除雪が進んでおり車の流れは順調です。 

一方で、歩道などの手のつけられていない場所は、膝くらいのところまで雪が積もっています。 

 

連日の雪かきで住民にも疲れがみえ、「あすもあさっても雪って考えると嫌な気持ちになりますね」「1月はあまり降らなかった。その分が2月に入ってから急に降ったから大変。もう年寄りだから大変だ」などの声が上がりました。 

 

そして取材を進めていると、道路上で雪にはまり車が動けなくなっていました。「イット!」のスタッフも加わり車を押しましたが、動きません。 

周囲に積もった雪をかき、タイヤと車体の間に詰まった雪を取り除く作業を続けて数分、ようやく車が動きました。 

 

最強寒波は週末まで居座る見込みで、影響は長く続くとみられます。 

 

6日も各地に断続的に雪を降らせている今シーズン最強・最長の寒波。 

2回目のピークは7日午後にもやってきそうです。 

 

連なった雪雲を作り出す「JPCZ」が週末にかけて日本海側に居座り、7日は列島に再び強い寒気が入ってきます。 

 

9日頃にかけて東北や北陸など日本海側はさらに積雪が増え、また、西日本の平地でも雪の積もるところがあり、警戒が必要です。 

 

FNN,フジテレビ,社会部 

 

 

 
 

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