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元タレントの中居正広氏の女性トラブルから始まった騒動がフジテレビに大きな影響を与え、利益の減少が懸念されている。

さらに、元編成幹部が他局の女性アナウンサーを勧誘する一連の問題により、他局も怒りを表明している。

これが他局アナウンサーにも影響を及ぼす事態で、フジテレビの信頼は大きく揺らいでいる。

(要約)

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引退後も波紋を広げている中居正広氏(左)とフジテレビ社長を退任した港浩一氏 

 

フジテレビへの怒りが他局にも広がっている。 

 

元タレント中居正広氏(52)の女性トラブルに端を発した一連の騒動は、フジの存亡を揺るがす事態に発展。フジテレビの親会社のフジ・メディア・ホールディングスは、3月期の通期決算について、CM見合わせの影響で最終利益が前の期より73%減って98億円になる見通しを発表した。 

 

フジテレビ単体の昨年4月から12月までの決算では、最終的な利益が55億円となり、今年に入ってからのCM収入の落ち込みが続けば、3月期のフジ単体の通期決算が最終赤字となる可能性もある。 

 

◆他局アナを呼ぶよう執拗に要求 

 

そんななか、2月6日発売の「週刊文春」はフジの“上納文化”が囁かれるきっかけを作った元編成幹部A氏について、他局の女性アナウンサーにも飲み会に来るよう声をかけていたと報じた。 

 

A氏は部下を通じて、お目当ての他局アナと交流がある自局の女性アナに接触を図り、他局アナを呼ぶよう執拗に要求していたという。文春ではA氏の意向を受けた部下の“お誘いLINE”を掲載している。 

 

A氏の飲み会に他局アナが参加していたことは1月27日の「スポーツニッポン」も報じている。中居氏と有名男性タレントが同席していたそうで、参加女性はA氏の合図によって部屋に1人ずつ入室し、中居氏と男性タレントに紹介されたという。 

 

男性タレントが「ヤラせてくれよ~」と懇願する場面もあり、かなり砕けた飲み会だったと報じている。 

 

◆他局アナが“被害”に遭ったらどうするつもりだったのか 

 

これは他局にとって決して人ごとではない。フジではない民放キー局関係者が憤る。 

 

「一歩間違えれば、自分のところの女性アナウンサーも被害に遭っていた可能性があるわけですからね。決して容認できません。事実関係が明らかになれば、局としてフジに厳重抗議することもあるでしょう」 

 

普段は競合他社同士だが、現場レベルでは他局と交流することは多々ある。報道の現場などでは、メディアがスクラムを組んで大きなニュースを追及することも多い。 

 

「いわば“戦友”のような関係。だからこそ、A氏のやっていたことが事実ならば『許せない』という気持ちですよ」(同・キー局関係者) 

 

A氏の飲み会は直前まで会場を知らせず、着いてみたら現場がホテルのスイートルームだったことも少なくない。集められた女性は“主賓”である有名タレントの横に座らされ、接待要員として扱われる。その対象を自局の女性アナのみならず、他局の女性アナにまで広げるのだから、A氏はタガが外れているとしか言いようがない。 

 

テレビ関係者は 

 

「万が一、他局アナが“被害”に遭ったらどうするつもりだったのか。普通の会社ならば、即刻クビだろうが、フジで絶大な権力を誇るA氏は“何とかなる”と思っていたのか。今回の問題はA氏のような“モンスター”が生まれるフジの土壌が問われていると思います」 

 

と指摘する。 

 

もっとも、A氏が他局の女性アナにまで触手を伸ばしたのは、A氏の“上”にいる中居正広氏らのリクエストがあったからに他ならないだろう。 

 

「元ヤンといわれている中居さんですが、好きなタイプは黒髪の落ち着いた女性。一部女性誌で、最近はTBSの報道番組に出ている膳場貴子アナがお気に入りだったと報じられました。中居さんは好みをA氏に伝え、会食を開いてもらっていたそうです」(スポーツ紙芸能担当記者) 

 

フジテレビはCMスポンサーや視聴者だけでなく、他局の信頼も大きく失ってしまったようだ――。 

 

FRIDAYデジタル 

 

 

 
 

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