( 262679 )  2025/02/09 15:12:22  
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埼玉県八潮市でトラックが転落する事故があり、70歳代の男性運転手が安否不明となっている。

消防隊は重機での捜索作業を再開したが、手がかりが見つからず、さらなる崩落の恐れがあるため、約30分で中止した。

運転席部分が下水道管内で発見されたため、今後の捜索方針を検討するとしている。

(要約)

( 262681 )  2025/02/09 15:12:22  
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クレーンが作業を行う、捜索作業が中断された現場(9日午前、埼玉県八潮市で)=西部悠大撮影 

 

 埼玉県八潮市の県道が陥没し、トラックが転落した事故で、消防は9日朝、安否不明となっている70歳代の男性運転手の重機での捜索を再開したが、約30分で打ち切った。手がかりが見つからなかった上、さらなる崩落による二次被害の懸念が高まったため。 

 

 消防によると、作業は午前7時半頃に始まり、消防隊員約20人が重機でがれきや土砂をすくう捜索作業に参加した。ただ、運転手の居場所などに関する手がかりが見つからなかった上、捜索範囲を広げるとさらなる崩落を招く恐れがあり、約30分で終えた。消防は今後の穴内部での捜索は予定しておらず、運転席部分とみられるものが見つかった下水道管内の捜索などを検討するとみられる。 

 

 事故は1月28日午前9時50分頃に発生。交差点の中央付近が陥没し、トラックが転落した。運転手とは同日午後1時頃に消防隊員と会話して以降、連絡が取れない状況が続いている。 

 

 消防による捜索は今月1日夜、穴内部で水が湧き出ていたことなどから中断していた。事故現場は土壌がもろく、断続的に下水とみられる水が流れ込んでいることなどから、陥没の穴が拡大。県は穴につながる緩やかなスロープ2本を造成し、周辺で土壌改良を実施するなど、捜索活動に向けて大規模な工事を続けてきた。 

 

 

 
 

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