( 262769 )  2025/02/09 16:53:26  
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オービスに関するウワサは都市伝説であり、実際には何も裏付けがない。

オービスは30km/h以上(一般道)または40km/h以上(高速道路)の速度違反を検知し、その速度域にピントや画角、露出が最適化されているとされている。

一部のウワサでは200km/h以上の超高速ではオービスが追いつかず、検挙されないといわれているが、実際には200km/h以上でも検挙例が報告されている。

オービスの速度測定限界は220km/hや240km/hなどと言われているが、これは確定されていない。

オービスによる検挙は違反が証拠となるため、非常に高速での違反はもちろん、どんな速度でも安全運転を心がけるべきだ。

最新の取締機器やスマホアプリを利用して速度違反を避けるほか、運転中にはスピードメーターチェックを忘れずに行うことが大切である。

(要約)

( 262771 )  2025/02/09 16:53:26  
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「オービスは〇〇〇km/h以上なら機械が反応しないから光らない」といったウワサはしばしば聞かれるが、なんの裏付けもない都市伝説にすぎないと考えるのが賢明だろう。 

 

 いまでも全国に400カ所以上設置されているという、速度違反自動取締装置、通称オービス。固定式オービスは年々数が減ってきており、そのかわり移動式オービスが全国で100カ所以上と増えてきている。 

 

 これらのオービスは、一般道では30km、高速道路では40km以上の速度超過を検知すると光る=撮影されるといわれている。 

 

 そのことから逆算すると、オービスのスイートスポットは、およそ130~160km/hぐらいで走っているクルマ(高速道路)で、その速度域にピントや画角、露出などが最適化されていると思っていいだろう。 

 

 一方で、200km/hオーバーの超高速だとオービスのオートフォーカスが追いつかず、不鮮明な画像で検挙されないというウワサがあるが、それは本当なのだろうか? 

 

 結論からすると、それはひとつの都市伝説で、200km/hオーバーでオービスによって撮影、検挙された例は報告されている。 

 

 たとえば、2016年1月29日、中央道上り線で、ダッジ・チャレンジャーに乗った41歳の会社員の男が、法定速度を135km/h上まわる235km/hでオービスを光らせ、後日逮捕された。 

 

 各種資料などを見ると、Hシステムのオービスは220km/h、LHシステムは240km/hまでが速度測定限界といわれているが、スピードメーターには誤差もあるし、メーカー側も設定速度には余裕をもたせているはずなので、240km/hが本当の上限という保証はない。 

 

 なお、オービスの撮影が証拠となった速度超過による逮捕では、上掲のダッジ・チャレンジャーの235km/hが最高記録。 

 

 その後、自分でYouTubeにアップした動画が決め手になって、280km/hオーバーで捕まった男もいたが……(2018年に第2阪奈道路にてR35GT-Rのオーナーが検挙)。 

 

 いずれも非常に危険な行為であり、社会的にも金銭的にも失うものが大きいので、オービスの撮影上限が何km/hだろうと、安全速度は確実に守ってほしい。 

 

 といいつつ、蛇足になるが東京オートサロン2025では、最新のKバンドレーダー移動式取締機「JAM-520」や「レーダー式取締機搭載パトカー「JMA-401」に対応した、高性能レーザー&レーダー探知機も発表、発売になっていた。 

 

 ほかにも、オービスの設置場所を知らせてくれるスマホのアプリや、カーナビもあるが、これらも上手に使って、うっかり速度違反で走り続けたりしないよう、こまめなスピードメーターチェックも忘れずに。 

 

藤田竜太 

 

 

 
 

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