( 263094 )  2025/02/10 05:32:37  
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ハンガリー・ブダペストで発生したアパート火災の犠牲者として日本人女性(43歳)が見つかり、元夫が殺人容疑で逮捕された事件で、女性は大使館にDV被害を訴えていたことが明らかになった。

女性は元夫からの被害を受け、警察や大使館に相談していたが、事件を防ぐことができなかったため、警察や大使館の対応に疑問の声が上がっている。

(要約)

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火災があったアパート前で開かれた追悼集会=8日、ブダペスト(共同) 

 

 【ブダペスト共同】ハンガリーの首都ブダペストで火災があったアパートから日本人女性(43)の遺体が見つかり、殺人容疑でアイルランド人の元夫が逮捕された事件で、女性が在ハンガリー日本大使館にドメスティックバイオレンス(DV)被害を訴えていたことが9日分かった。女性を支援していた弁護士や知人らが明らかにした。 

 

 女性は元夫からパソコンの窃盗と脅迫の被害を受けたとして、地元警察へ昨年2回、相談に訪れていたことも判明。結果的に事件を防げず、警察や大使館の対応を疑問視する声が上がっている。 

 

 大使館は取材に「相談があったかどうかも含めてお答えを差し控える」と述べた。 

 

 弁護士や知人らによると、女性は2023年に離婚し、子ども2人と帰国を希望。しかし子どものパスポートを元夫に取られていたため、昨年夏ごろ大使館にDV被害を訴え、子どもの帰国のための文書を発給するなどの対応を要望したが、元夫と話し合うよう促されたという。 

 

 知人は「DV被害を受けていたため怖くて話し合いができる状況ではなかった」と証言した。 

 

 

 
 

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