江藤拓農相は、コメのミニマムアクセスについて縮小を求めるため、関係国との議論を始めたことを明らかにした。目的は在庫管理などに必要な財政負担を軽減すること。コメ価格の高騰を踏まえ、政府備蓄米の放出について14日に実施概要を公表する予定だ。(要約)
江藤拓農相は12日の閣議後記者会見で、日本が年間約77万トンを受け入れているコメのミニマムアクセス(最低輸入量)について、縮小を求めて関係国との議論を始めたことを明らかにした。在庫管理などに必要な財政負担の軽減が目的。相手側からは現行の水準維持を求める声が強いという。
また、江藤氏はコメ価格の高騰を踏まえた政府備蓄米の放出について、14日に数量や売り渡し先などの実施概要を公表すると話した。