( 264429 )  2025/02/13 03:14:59  
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日本クルド文化協会が、クルド人排斥デモを行い名誉を毀損されたとして、主催者に対し訴訟を起こし、デモの禁止や550万円の損害賠償を求める旨をさいたま地裁で明らかにした。

デモは男性が9回実施し、協会はヘイトスピーチとしてデモの差し止めを求めていた。

2024年11月に地裁が600メートル内でのデモを禁止する仮処分命令を出していた。

協会代表は、子どもたちが通学を嫌がる事態も起きているとし、問題の解決を早急に望む旨を述べた。

(要約)

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記者会見に臨む「日本クルド文化協会」のチカン・ワッカス代表理事(中央)=さいたま市で2025年2月12日午前11時21分、後藤由耶撮影 

 

 在日クルド人団体「日本クルド文化協会」(川口市)は、協会の事務所周辺で行われてきたクルド人排斥などを主張するデモで名誉を傷つけられたなどとして、主催者を名乗る神奈川県在住の男性に対し、デモの禁止や550万円の損害賠償などを求める訴えをさいたま地裁に起こした。12日、同協会が市内で記者会見して明らかにした。 

 

 提訴は2024年12月27日付。訴状などによると、男性は23年9月以降に事務所周辺で少なくとも9回のデモを実施したとされる。 

 

 男性によるデモを巡っては、協会側がヘイトスピーチだとしてデモの差し止めを求め、さいたま地裁が24年11月21日、事務所の半径600メートル内でのデモを禁止する仮処分命令を出した。 

 

 この日の記者会見で、協会代表理事のチカン・ワッカスさんは「(ヘイトスピーチで)クルド人の子どもが通学を嫌がるケースも起きている。早くこの問題を解決したい」と話した。【田原拓郎】 

 

 

 
 

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