( 264489 )  2025/02/13 04:22:20  
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自民党内で選択的夫婦別姓制度について議論が始まり、賛否が分かれている状況が報じられています。

制度は夫婦が結婚前の姓のままでいられるものですが、子どもの姓や家族の一体感を巡る議論が起きており、党内で慎重な姿勢や反対論が根強い状況となっています。

保守派の中でも石破総理の前向きな態度がトーンダウンしており、党内の事情や保守層の反発を考慮していることが伝えられています。

(要約)

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いまの国会の焦点「選択的夫婦別姓制度」をめぐり、自民党はきょうから本格的な議論をスタートさせました。党内では賛否がぶつかり合っていて、先が見通せない状況となっています。 

 

午後開かれた「選択的夫婦別姓制度」をめぐる自民党の会合。 

 

自民党 逢沢一郎 衆院議員 

「自民党らしい熟議を重ねる中で、全国の我が党の党員の方々の共感を得られるように」 

 

「選択的夫婦別姓制度」は、夫婦が望めば、結婚前の姓のままでいられる制度のこと。 

 

しかし、子どもの「姓」をどう決めるかや、家族の一体感を重要視する価値観などから、党内には反対論が根強く、二分しかねない状況となっているのです。保守派として知られるこの人は… 

 

自民党 高市早苗 前経済安保担当大臣 

「同氏の親子も別氏にできるということになりますと、その間は相当皆さん混乱されますよ、社会的に」 

 

“夫婦別姓”には慎重な姿勢を示しています。 

 

さらに、以前は導入に前向きな発言をしていた石破総理もトーンダウン。何が起きているのでしょうか。 

 

石破総理(去年9月) 

「個人的には、このことに積極的な姿勢を持っております。夫婦別姓ができないことによって、どれだけ多くの女性の方、そういう方々が悲しんでおられるということも承知をしているつもりであります」 

 

去年の総裁選では、夫婦別姓に前向きな発言をしていた石破総理。しかし、総理就任後は… 

 

石破総理(去年12月) 

「この導入の是非について、私の立場から個人的な見解を申し上げることは差し控えます」 

 

党内の事情を考慮してか、トーンダウンしています。 

 

去年6月には、経団連がビジネス上のリスクになると指摘し、政府に導入を求めたほか、公明党からも与党で議論をまとめ、法案を提出するよう迫られています。賛成派の議員からは… 

 

自民党 松島みどり 元法務大臣 

「同一の氏を社会的にも強制されることによって、つらさとか、不便とか、そう感じている人のことを考えた結論にしてほしいなと」 

 

それでも、自民党が決めきれない背景には、高市氏ら導入に慎重な議員が多いうえ、夏の参院選で保守層が離れてしまうとの警戒感が強いためです。 

 

自民党重鎮議員 

「この問題で党内が分断されたり、支持者から見放されたら困る。これで選挙に負けたら自民党が終わってしまう」 

 

賛否が渦巻くなかで、先送りせずに結論を出せるのでしょうか。 

 

TBSテレビ 

 

 

 
 

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