( 264854 )  2025/02/13 18:44:15  
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再審を経て無罪が確定した袴田巖さんに対し、畝本直美検事総長の談話が名誉を毀損しているとして、袴田さんの弁護団が国を提訴する方針を固めたことが報じられました。

1966年の強盗殺人火災事件で一度は死刑が確定した袴田さんは再審を経て無罪が確定しました。

弁護団は談話の撤回や謝罪を求めたが、それがなかったため損害賠償を求める訴訟を起こす方針となったとしています。

(要約)

( 264856 )  2025/02/13 18:44:15  
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袴田巖さん 

 

やり直しの裁判(再審)を経て無罪が確定した袴田巖さんをめぐり、畝本直美 検事総長が出した談話は名誉を毀損しているとして、袴田さんの弁護団が国を提訴する方針を固めたことがわかりました。 

 

1966年に静岡県清水市(当時)で味噌製造会社の専務一家4人が殺害された強盗殺人放火事件で、一度は死刑が確定した袴田巖さんは再審を経て2024年に無罪となりました。 

 

再審をめぐっては静岡地裁が無罪判決を出した後、畝本直美 検事総長が控訴断念を表明した際に「判決は多くの問題を含む到底承服できないものであり、控訴して上級審の判断を仰ぐべき内容であると思われます」との談話を発表しています。 

 

これに対し袴田さんの弁護団は「無罪が確定した袴田さんをいまだに犯人視していて名誉毀損に当たる」と談話の撤回や検事総長が自ら袴田さんに直接謝罪することを求めてきましたが、2月12日までに謝罪ならびに撤回がないことから、国に対して損害賠償を求める訴えを起こす方針を固めたことがわかりました。 

 

検事総長談話については2024年11月、静岡地検のトップ・山田英夫 検事正が袴田さんや姉・ひで子さんに「この事件の犯人が袴田さんであるということを申し上げるつもりはございませんし、犯人視することもないということも直接お伝えしたいと思います」と謝罪している一方、談話の撤回はしていません。 

 

テレビ静岡 

 

 

 
 

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