( 264969 )  2025/02/14 04:14:33  
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コメの価格が高騰している中、2024年のコメの収穫量は前年を上回っています。

主な集荷業者が減少したため、「消えたコメ問題」となっています。

農業ジャーナリストの松平尚也さんによると、転売や投機目的の業者が大量の在庫を持っており、これが価格高騰の原因とされています。

政府は初めて備蓄米の放出を決定し、流通を安定させる目的です。

(要約)

( 264971 )  2025/02/14 04:14:33  
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ニュースONE 

 

 コメの価格が記録的に高くなっていますが、2024年の収穫量は前年を上回っています。なぜ高値が続くのか、農業ジャーナリストの松平尚也さんに聞きました。 

 

 農林水産省によると、コメ5kgの小売価格の推移は、2024年夏ごろから価格が上がりはじめ、新米の季節を過ぎても止まらず、2025年2月はこれまでで最も高い3688円となっています。 

 

 2024年の全国のコメの収穫量は679万トンで、2023年より18万トンも増えています。ところが、JAなど主な集荷業者が生産者から集めたコメは、2023年より21万トン減少しています。これがいわゆる「消えたコメ問題」です。 

 

 “なぜ消えたのか”について、農業ジャーナリストの松平尚也さんによると、通常、農家が出荷したコメはJAなどの集荷事業者、卸売り業者、さらにはスーパーや米屋さんといった小売りに卸され、私たち消費者に届きます。 

 

 しかし、高く売れるとみた「転売」や「投機目的」の業者らが参入して、大量の在庫を抱えているとみられています。そのため品薄で価格が高騰しているというわけです。 

 

 そこで政府は、「流通を安定させる目的」としては初めて、備蓄米を放出することとなりました。 

 

 

 
 

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