( 267009 )  2025/02/18 05:49:40  
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政府はコメ価格の高騰に対応するための備蓄米の放出に向け、農林水産省で入札説明会を開催した。

約200人がオンラインで出席申し込みし、入札に意欲を示した。

業者からは放出の判断を評価する声や需要との見合いを懸念する声が出た。

3月中旬に最初の15万トンが業者に引き渡され、政府は価格抑制を目指す。

入札には年間5千トン以上の大手業者が参加でき、約90社が対象とされる。

(要約)

( 267011 )  2025/02/18 05:49:40  
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農水省で開かれた備蓄米の入札に関する説明会=17日午後 

 

 政府は17日、コメ価格の高騰に対応するための備蓄米の放出に向け、集荷業者を対象に説明会を農林水産省で開いた。農水省の担当者が入札参加の条件を説明。オンラインを中心に約200人が出席を申し込み、入札に意欲を示した。江藤拓農相が14日に最大21万トンの放出を表明しており、具体的な手続きが始まった。 

 

 説明会に来た業者からは「放出の判断を評価したい」との声が聞かれた。「業務用向けに不足しており、早急に手に入れたい」と期待も。一方、備蓄米の質と量が需要と見合うかどうか懸念する業者もいた。3月初旬に予定の入札を経て3月下旬にもスーパーなどの店頭に並ぶ見通し。政府は価格抑制を狙う。 

 

 政府が保管する備蓄米数量は91万トンで、2割超を放出する計算になる。まず3月半ばに業者へ15万トンを引き渡し、2回目以降は流通状況を調査して数量や時期を判断する。現在売られている24年産米を中心とし、23年産米も加える。 

 

 入札に参加できるのは年間の玄米仕入れ量が5千トン以上の大手で、農水省は対象を90業者程度とみている。 

 

 

 
 

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