( 267174 )  2025/02/18 16:07:21  
00

元テレビ朝日社員の玉川徹氏が、トランプ政権によるAP通信への取材規制について「AP通信は負けないでほしい」と訴えた。

トランプ政権がAP通信への取材を制限している状況を懸念し、「通信社は情報を出すのが最大の仕事だから、ここで屈してしまったらジャーナリズムではない」と述べた。

(要約)

( 267176 )  2025/02/18 16:07:21  
00

玉川徹氏(2019年撮影) 

 

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏は18日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、トランプ米政権が「メキシコ湾」を「アメリカ湾」と改称した後も「メキシコ湾」と表記を続ける米AP通信への「取材規制」を続けていることに対し、「AP通信は負けないでほしい」と訴えた。 

 

 AP通信は、トランプ氏が取材に応じる機会が増えているホワイトハウスの大統領執務室への入室を認められなくなり、先日は大統領専用機への搭乗も拒否されたと報じられた。AP側やホワイトハウス記者会は抗議しているが、政権側の「出禁」の方針は変わっていない。 

 

 番組ではこの日、トランプ政権で起きている政府機関の大規模リストラなどを特集。AP通信をめぐる取材規制についても伝えた。 

 

 玉川氏は、トランプ政権の一方的な主張によるAP通信への仕打ちを念頭に「AP通信は負けないでほしいね」と述べ、「トランプ大統領というのは、全部自分の物差しで世の中を見ているということが、ここでもよく分かる」と指摘した。 

 

 「(トランプ氏は)自分に批判的な記事を出しているのは、金をもらっているからだろうと言っている。彼にとって世の中でいちばん大事なのはお金なのかもしれないが、少なくとも金が最も大事と思って仕事をしているジャーナリストが、どれくらいいるだろう。むしろ、いちばん根本にあるのは権力との距離だ」と訴えた。 

 

 その上で「通信社は情報を出すのが最大の仕事だからこれ(取材規制)は非常にキツいと思うが、ここで屈してしまったらジャーナリズムではない、ということになる。つらい、厳しいと思うが、ここは頑張ってほしい」と、AP通信にエールを送った。 

 

 

 
 

IMAGE