( 267289 )  2025/02/18 18:07:44  
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厚生労働省は、年収130万円の壁で配偶者の扶養から外れ、保険料負担が生じる問題に対処するために、賃金を増やすなどした企業への「キャリアアップ助成金」の対象とする方向で検討を始めた。

石破茂首相は、2025年度中からこの仕組みを導入することを検討する考えを示した。

現在、この助成金は年収106万円の壁に適用されているが、130万円の壁にも適用する方針となっている。

(要約)

( 267291 )  2025/02/18 18:07:44  
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衆院予算委で、日本維新の会の前原誠司共同代表の質問に答弁する石破茂首相=2025年2月17日午後2時58分、岩下毅撮影 

 

 配偶者の扶養を外れて保険料負担が生じる年収「130万円の壁」をめぐり、厚生労働省は、働く人の保険料負担を軽減する目的で賃金を増やすなどした企業への「キャリアアップ助成金」の対象とする方向で検討に入った。石破茂首相は17日、この仕組みを念頭に、「臨時に行う時限的措置を2025年度中から実施することを検討したい」と述べた。 

 

 同日の衆院予算委員会で、日本維新の会の前原誠司共同代表の質問に答えた。年収130万円に達すると、配偶者の扶養から外れ、国民年金保険料と国民健康保険料の支払いが生じる。一方、給付は増えず、働き控えにつながる「壁」と指摘されている。 

 

 「キャリアアップ助成金」は現在、厚生年金への加入が必要となる年収「106万円の壁」に適用されている。厚労省は、この助成金を130万円の壁にも適用する方針だ。 

 

朝日新聞社 

 

 

 
 

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