( 267694 )  2025/02/20 02:53:06  
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石丸伸二氏の陣営が選挙違反(買収)の疑惑に巻き込まれ、選挙対策本部の事務局長を務めた藤川晋之助氏が違反を認め、「週刊文春」にコメントした。

石丸氏陣営は過去にライブ配信業者に百万円近く支出し、買収疑惑が浮上していた。

藤川氏は疑惑の認識を示し、責任を問う声も上がっている。

(要約)

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石丸伸二氏 ©時事通信社 

 

 昨夏の東京都知事選挙を巡り石丸伸二氏(42)に浮上している公職選挙法違反(買収)疑惑。2月10日には市民団体から刑事告発されている。 

 

 その疑惑を巡り、選挙対策本部の「事務局長」を務めた選挙プランナーの藤川晋之助氏(71)が14日、「 週刊文春 」の取材に対し、陣営の選挙違反を認めた。公選法違反について「認定せざるを得ない」と述べた。 

 

「週刊文春」はこれまで、石丸氏陣営が選挙戦最終盤の昨年7月5日に開いた決起集会で、ライブ配信業者に「機材キャンセル料」名目で百万円近くを支出しながら、実際には同じ業者に配信を担わせたとみられる 「買収疑惑」を報じてきた 。石丸氏も今月6日の会見で「不備があった」と釈明した。 

 

 藤川氏と言えば小沢一郎衆院議員の弟子筋で、メディアで“選挙の神様”と呼ばれるベテランの参謀だ。石丸氏の都知事選では選対責任者を務めた。そこで今回、疑惑への認識を問うと、「週刊文春」が報じてきた見積書の変遷などを念頭に、次のように発言した。 

 

「はっきりと人件費という見積書があったわけだから、この行為そのものは、たとえ石丸が知らなくても、選挙違反行為をやったことは、認定せざるを得ない」 

 

 そして、こう言葉を継いだ。 

 

「そうすると、その責任はどこまで及ぶのか」 

 

 当時の石丸氏陣営について「俺は事務局長だから、全体を理解していたのは俺」と自任する藤川氏。責任者自らが違法性を認識していることが明らかになり、波紋を呼びそうだ。 

 

 一方で、こうも語る。 

 

「何で俺のせいになってるのかな」 

 

 藤川氏から語られた本音と真相とは――。 

 

 2月19日(水)正午配信の「 週刊文春 電子版 」および2月20日(木)発売の「週刊文春」では、藤川氏の独占告白を掲載。陣営内部の対立、石丸氏への怒り、藤川氏が石丸氏側近に問う“新疑惑”などを報じている。 

 

「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年2月27日号 

 

 

 
 

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