( 267719 )  2025/02/20 03:21:50  
00

日本会議国会議員懇談会が家族制度を考える勉強会を開催し、選択的夫婦別姓制度導入について議論が行われた。

講演では池谷和子准教授が別姓制度の影響を指摘し、質疑応答では家族の一体感や社会の安定性への懸念が出された。

これまでに家族制度に関する議論をしてきた同懇談会では、別姓制度が家族や社会に与える影響を考慮し進めることが重要とされた。

(要約)

( 267721 )  2025/02/20 03:21:50  
00

長崎大学教育学部の池谷和子准教授(佐藤徳昭撮影) 

 

超党派の保守系議員でつくる「日本会議国会議員懇談会」(会長・古屋圭司元拉致問題担当相)は19日、国会内で家族制度を考える勉強会を開催した。自民党と日本維新の会から代理出席を含め計75人が出席し、選択的夫婦別姓制度を導入することによる子供への影響などについて意見を交わした。 

 

会合では、家族法に詳しい長崎大の池谷和子准教授が「選択的『夫婦別姓』は強制的『親子別姓』です-親子別姓は何をもたらすか」と題して講演した。出席者によると、池谷氏は別姓制度導入によって夫婦別姓が親子別姓、兄弟別姓になっていくことは、子供の発達に悪影響が出る可能性があることを指摘したという。 

 

講演後には質疑応答が行われ、出席者からは「個人が先立ち過ぎてしまうと家族の一体感や、社会の安定性が損なわれることになるのではないか」との意見が出た。別の出席者は「従来の戸籍制度は非常に優れた制度だ。しっかりと残していくことを考えるべきだ」と主張した。 

 

同懇談会では、一昨年に家族プロジェクトチーム(PT)を立ち上げ、家族制度に関する議論を重ねてきた。 

 

山谷えり子・家族PT座長(自民)は会合後に記者団に対し、別姓制度に関して「家族や社会のあり方に大きく影響する問題だ。選択的だからといって、その人だけの問題ではないという視点で進めることが大事だ」と述べた。 

 

 

 
 

IMAGE